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2017年03月17日21:50

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ジャンボ鶴田怪物伝説(356)

83年10月26日、盛岡・岩手県営体育館(観衆5000人発表、テレビ収録)から第63代NWA世界ヘビー級王者ハーリー・レイスが特別参加。

レイスは6月10日、ミズーリ州セントルイス・キール・オーデトリアムにおいて日本から戻ったばかりのリック・フレアーに2-1で勝利し、これまでの史上最多となる7度目の同王座戴冠を果たしています。

今回のレイスの日本での防衛戦の相手は鶴田とテッド・デビアスの2人、王座がレイスに戻ってもPWFヘビー級王座から転落した馬場は挑戦せず、UNヘビー級王座獲得に失敗した天龍は外されました。

10月26日、盛岡では先発で鶴田が挑戦。レイスと鶴田は前年UNヘビー級王座を巡って流血の死闘を展開、4回対戦して1勝1敗2分と互角の成績。

両者のNWA世界ヘビー級王座を賭けてのタイトル戦は80年9月1日、鹿屋市体育館で両者リングアウトとなって以来3年ぶりとなりました。

試合はレイスのゆったりした独自の動きに鶴田が合わせる感じの展開となり20分過ぎまでは静かな流れで巻き投げの攻防、レイスのニースタンプ、鶴田のジャンピング・ニーパット、ダイビング・ヘッドバット狙いに来たレイスを鶴田がデッドリー・ドライブでマットに叩きつけていきました。

レイスのブレーンバスター(バーディカル・スープレックス)は鶴田が身体を空中で反転させてこれを阻止。

レイスはナックルを使った反則パンチ、これに怒った鶴田もナックルを使って反撃、両者エキサイトしてナックルパンチの応酬に。

その際、レイスが近くにいたレフェリーのジョー樋口の身体を掴んで楯にしました。鶴田のパンチは樋口に誤爆。一度は両者の中に割って入った樋口でしたが、またもレイスが故意に樋口を楯にして鶴田のパンチが樋口にヒットした為、樋口はダウン。

ゴングを要請した樋口は30分8秒、両者反則の裁定を下し、引き分けでレイスの防衛となりました。

鶴田は6月8日には蔵前国技館で時の王者リック・フレアーを相手に60分3本勝負で挑戦。1本目を完璧なバックドロップからの体固めで取り、2本目は時間切れ。

完勝の内容でしたがルールに泣いて王座奪取は成らず。今回はインターナショナル・ヘビー級王者としての挑戦となりましたが不透明決着によりまたもベルト奪取には失敗しました。

セミファイナルは天龍、石川敬士組vsスタン・ハンセン、サイクロン・ニグロ組。ウエスタン・ラリアットでハンセンが石川から体固め。

セミ前は馬場とマイク・ドゲンドルフのシングルマッチ。既にキャリアの浅さを露呈してしまっていたドゲンドルフは馬場に動きの単調さを読まれ、PWFヘビー級王座奪還に執念を燃やす馬場が5分12秒に片エビ固めで勝利。

鶴田の王座奪取失敗で10月31日、福島・会津体育館で日本で初めてNWA世界ヘビー級王座に挑戦することになったデビアスは阿修羅・原を回転エビ固めで降しています。
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