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2017年03月05日21:06

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ジャンボ鶴田怪物伝説(346)

83年スーパー・パワー・シリーズ最終戦は9月8日、千葉公園体育館(観衆4200人超満員発表、テレビ収録)で行われています。

ブルーザー・ブロディ、ドリー・ファンク・ジュニア、テリー・ファンク、テリー・ゴディ、チャボ・ゲレロの5選手が8月31日、蔵前国技館大会を最後に帰国。

9月2日、秋田県大曲市仙北圏民体育館からジェリー・モローが参戦していますが、シリーズが一気に寂しくなった感は否めませんでした。

そんな中、1人外国人エースとして気を吐いたのがスタン・ハンセン。最終戦で馬場のPWFヘビー級王座に挑戦しました。

ハンセンのPWF挑戦は前82年9月14日、刈谷市体育館で馬場に反則負けして以来実に1年ぶり。

ハンセンは試合開始前から臨戦体制でゴングと同時に馬場に先制攻撃。

パンチ、キックで馬場を倒しておいてから首筋にエルボーバット。馬場もチョップ連発からカウンターの16文キックで反撃。

馬場はハンセンをロープに振って16文、しかしハンセンは寸ででこれをかわしました。バランスを崩してリングに膝を着く馬場。

そこを勝機と見たか、ハンセンは片膝をついた状態の馬場にショートレンジのウエスタン・ラリアット一閃。

咄嗟のラリアットに馬場も防御出来ず、ヨロヨロと崩れ落ちてしまいました。ハンセンがフォールの体勢に入りカウント3。

9分2秒、体固めでハンセンの勝利、馬場は5度目の防衛に失敗、ハンセンが第8代PWFヘビー級王者となりました。

ハンセンはこれで新日本プロレスで猪木にリングアウト勝ちし、NWFヘビー級王座を獲得(80年2月8日、東京体育館)と併せ、メジャー2団体の看板シングルタイトルを両方獲得した初の外国人レスラーとなりました。

ハンセンのウエスタン・ラリアットに関しては、ロープのリバウンドを利用した通常のラリアットは、これまでは馬場はロープに振られて帰ってくるタイミングをワンテンポずらしてダメージの軽減を図っていました。

また82年2月4日と4月22日、東京体育館で行われた2度のPWFタイトル戦ではラリアットを喰らった直後にダウンしたままの状態でリング下にエスケープしています。

ハンセンも馬場のように自分よりも身長の高い相手にラリアットを打つ時は一歩踏み込んでから打っており、ここでもワンテンポ間が空いてしまうことから威力は低下していると言えます。

しかし、ショートレンジからの一撃は馬場も予想出来なかったか、首が完全に無防備状態であり、呆気なくフォールされてしまいました。

ハンセンのウエスタン・ラリアットと他の選手のラリアットの決定的な違いは1つだけ。ハンセンのそれは相手の顎を左腕で引っ掛けてカチあげるような感じで打つ「アッパーカット」であり、それ以外の選手のやつは腕を相手の首に叩き付ける「クローズライン」かと思います。

ちなみにアッパーカット式のラリアットはハンセンが新日本に来ていた時に大相撲をテレビで観戦していて、相撲の立ち合いがヒントになっているそうです。(ミスター高橋による)

ハンセン式アッパーカットに近いのが、全日本でハンセンがPWF会長を務めていた時期と新日本に復帰してからの両方でハンセンの指導を受けた小島聡のラリアットだと思いますが一撃必殺の破壊力という点ではハンセンに遠く及びません。

82年2月のハンセンとの初戦で復活を満天下にアピールした馬場でしたが、この日ハンセンに10分足らずで敗れ、ベルトを失ってしまった45歳の馬場に再び限界説が流れました。
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