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2017年03月03日20:21

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ジャンボ鶴田怪物伝説(344)

83年8月28日、日曜日の昼間には東京・稲城市にあるよみうりランドで全日本プロレスファン感謝デーが行われています。

毎年、7〜8月の夏休みの時期に開催され、74年に第1回大会が行われたのを皮切りにミル・マスカラス、ドスカラスの来日時期に合わせて家族連れやちびっ子ファンで賑わいを見せていました。

この年はマスカラス・ブラザーズに代わり、引退試合を直前に控えたテリー・ファンクが参加し、7000人もの観客が集結、ファンと最後のコミュニケーションを深めサイン会も行われています。

8月30日は馬場のお膝元である新潟市体育館大会(観衆5800人超満員発表、テレビ収録)。

メインイベントは馬場が、ドリー・ファンク・ジュニア、テリー・ファンクと豪華トリオを結成、スタン・ハンセン、ブルーザー・ブロディ、テリー・ゴディの最強ヒール外国人トリオと激突。

両軍入り乱れての乱闘となり12分3秒、両チームリングアウトの引き分けになりました。ザ・ファンクスとハンセン、テリー・ゴディ組の最後の前哨戦はドローに終わりました。

鶴田はセミファイナルでブラッド・レイガンスのシングル対決。アマレスで名を成した者同士によるグラウンドの攻防は見応え十分でした。

しかし、鶴田とレイガンスでは体格差があり過ぎました。レイガンスは自分より1回り大きな鶴田をコントロール出来ず、鶴田がジャンピング・ニーパットから、ネックブリーカー・ドロップを決め、難なく体固めで完勝しています。

天龍はキラー・トーア・カマタと両者リングアウトの引き分けとなりました。

新潟大会は日テレジータスのプロレスクラシックでも放送されています。

8月31日、蔵前国技館大会、テリー・ファンク引退試合は13600人(超満員札止め発表)の大観衆が詰めかけました。私はこの大会は生観戦しています。

ちなみにこの13600人という発表は3日前の新日本プロレスの田園コロシアムの13500人(猪木復帰戦vsラッシャー木村、藤波、前田明組vs長州、アニマル浜口組)を意識し100人上乗せしたものと思われます。いずれにせよ、超満員だったのは確かです。

田園コロシアムは新日本の81年9月23日の大会(猪木vs タイガー戸口、ハンセンvs アンドレ・ザ・ジャイアント他)が同会場のレコードとなる大入りとなり、13500人を発表しました。以来、この数字が80年代初頭の都内大会場の超満員の基準になってしまったようです。

この大会は9月3日、土曜日午後7時30分から土曜トップスペシャルにて90分枠にて録画中継されました。

ダブルメインイベント第2試合、テリー・ファンク引退試合、ドリーとのザ・ファンクスvsハンセン、テリー・ゴディ組の60分1本勝負。

館内には赤い揃いのコスチュームを身に付けたテリー・ファンクチアガールの面々が舛席に陣取って熱い声援を送っています。

また2階席には力道山没後20年ということもあり「不滅力道山魂」(新日本の6月2日、蔵前にも貼られた、この年は映画「ザ・力道山」が公開されたり、年末には日本テレビで特番が放送されるなど、力道山のリバイバルブームが起きた)の横断幕が貼られ、決戦ムードは嫌がおうにも盛り上がっていきました。
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