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2016年11月22日20:58

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猪木とビンス(404)

各地で熱闘が続く新日本プロレスの第5回MSGタッグ・リーグ戦第9戦は84年11月24日、再び関東に戻っての熊谷市民体育館大会(観衆3500人)。

公式戦はアンドレ・ザ・ジャイアント、ジェリー・モロー組とディック・マードック、アドリアン・アドニス組が激突し両チームリングアウトの引き分け。

アンドレ、モロー組は11.5点、マードック、アドニス組は2試合連続ドローで14点と足踏み。スーパー・バイオレンスコンビは弱体のモローをフォール出来ず。

第10戦からは東北へ。11月25日、古川市総合体育館(観衆3200人満員)。この日は坂口、木村健吾組vsタイガー戸口、ケリー・ブラウン組という異色カード。

坂口がジャンピング・ニーアタックから逆エビ固めでKブラウンからギブアップ勝ちを収めて9点の実質初白星。戸口、ブラウン組は8点。

第11戦は11月26日、仙台・宮城県スポーツセンター(観衆5000人)、東北エリアの大会場とあってノーテレビながら公式戦が2試合組まれています。

メインイベントは猪木、藤波組vsアンドレ、モロー組。モローが狙い打ちされると思いきや、アンドレに上手く繋ぎ、10分34秒にアンドレが藤波をカウンターの人間エクソゼミサイルからヒッププッシュで圧殺し16.5点と星を伸ばしました。猪木組は17.5点で失点は7.5点となりました。

セミファイナルはマードック、アドニス組とストロング・マシン1&2号。マシンズは2号がどうしても実力的に一枚劣り、マネージャーのワカマツが入って来ての反則負けでフォール負けを逃れた感じです。マードック組は18点、マシンズは4点で自力による白星なし。

第12戦の11月27日、八戸市体育館(観衆3500人満員)と関東に戻っての第13戦11月28日、横須賀市総合体育館(観衆2000人)は公式戦なし。

八戸のメインは猪木、藤波、木村健組とアンドレ、アドニス、モロー組(猪木がモローを体固め)、横須賀は猪木、藤波、木村健組vsアンドレ、マードック、Kブラウン組(両リン)で何の変哲もない通常の6人タッグでした。

公式戦のない興行では全日本プロレスのように外国人同士の夢のシングル戦や(カードはかなり限られるが…)、猪木と大物外国人のシングルマッチを組むとか創意工夫が欲しかったです。

第14戦は東海地区へ。11月29日、清水市鈴与記念体育館(観衆3100人)。公式戦はマードック、アドニス組と戸口、Kブラウン組。マードックがブラウンを体固めで降し23点と首位を走りました。戸口組は8点と変わらず。

第15戦は11月30日、愛知県体育館でのテレビ生中継。メンバー弱体化の中、11500人(満員)の観衆を集めて気を吐きました。

公式戦は猪木、藤波組vsストロング・マシン1&2号。この試合で藤波がマシン1号に久々のドラゴン・スープレックスホールド(飛龍原爆固め)をついに解禁しました。

これは残念ながらフィニッシュとはならなかったもののジュニア・ヘビー級時代の80年3月19日、高知県民体育館でのアンヘル・ブランコ戦、翌3月20日、津山市総合体育館の藤波、長州組vsバッドニュース・アレン、アーマンド・ゲレロ組での2本目にアーマンドに決めて見せ、2人の首を負傷させて途中帰国に追い込んで(実際は新間のアイデアのアングルで、首にギプスを巻いて空港から帰国するところの写真があるが、ギミックであることが判明している。)「あまりに危険過ぎてWWFから禁じ手にされた」飛龍原爆を復活させたのは嬉しい限りでした。

この年UWFに行った前田は藤波が参加していない83年IWGPで猪木を相手にこの技を出しており(5月27日高松市民文化センター)、元祖である藤波の飛龍原爆復活は新日本プロレス最後の砦の意地を感じさせています。

試合は猪木がマシン2号を体固めに降し、猪木組は22.5点と首位のスーパー・バイオレンスコンビを急追、マシンズは4点止まりでした。
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