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2016年11月20日10:09

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猪木とビンス(402)

第5回MSGタッグ・リーグ戦の開幕戦が川崎市体育館で行われていた84年11月16日同日同時刻には後楽園ホールで全日本プロレスとジャパンプロレスの提携記念チャリティー興行が行われています。

2日前の14日に新日本から全日本への電撃移籍を果たしたダイナマイト・キッド、デービーボーイ・スミスは全日本の世界最強タッグ決定リーグ戦の開幕が22日の松戸市運動公園体育館であった為1週間以上間が空きました。

しかし、新日本の開幕戦の前に記者会見を行ったということは新日本にダメージを与えるには効果的なやり方でした。実際キッド、スミスはミスター・ヒトの命令で会見の数日前に既に来日しており、キャピトル東急ホテルに潜伏していたそうですから、最強タッグの開幕前にジャパンプロレスによって押さえられていたこの日の後楽園でお披露目が行われるのは前から決められていたと推測出来ます。

最強タッグの開幕戦を翌週に控えていただけあって、この日の観客発表は2800人と満員マークはつかず。(昭和の話です!)

また、長州他ジャパン本隊は12月4日、高松市民文化センターで旗揚げ興行が決まっており不参加。全日本所属選手とキッド、スミスが参加して行われました。

キッド、スミス組はセミファイナルに出場(チャリティー興行の為10分1本勝負)、百戦錬磨の極道コンビ、グレート小鹿、大熊元司組と対戦。

2分4秒、キッドがダイビング・ヘッドバットから大熊を体固めに降し、全日本移籍初戦を白星で飾りました。

メインイベントは師弟混戦タッグマッチで馬場、天龍組vs鶴田、タイガーマスク組の10分1本勝負。

試合中にキッド、スミスが乱入しタイガーマスクを襲撃。7分2秒、ノーコンテストとなりました。

激しくタイガーマスクを挑発するキッド。タイガーマスクも収まりがつかず、急遽両者による3分間のボーナストラックマッチが組まれました。

3分はあっという間で時間切れ引き分け。これでタイガーマスクとキッドには遺恨が生じた訳ですが、ジャパン勢の参戦で翌年には小林邦昭がタイガーマスクを標的にして来ることは明らかであり、

タイガーマスクは本人が好むと好まざるとに関わらず、初代の3大ライバルと言われたうちの2人(もう1人はブラック・タイガー)と抗争を展開していくことが決まってしまった訳です。

11月22日、松戸で開幕した世界最強タッグ決定リーグ戦で注目を集めていた馬場のミステリアス・パートナーはこの日、「代々木上原の自宅から千代田線と常磐線で会場迄来た」という、10月にUWFを退団したラッシャー木村でした。

噂に上がっていたアンドレ・ザ・ジャイアントが発表通り新日本に来日した為ほぼ予想通り、と言ったところでした。

試合前にR木村は「初めて自分の意思で(移籍を)決めました。」とコメントしています。

元々は力道山に憧れ、プロレスラーになりたくて身体作りの為に大相撲宮城野部屋に入門。木ノ村の四股名で幕下まで進みましたが、「十両(関取)になると辞められなくなる。」と逃げ出して64年に日本プロレス入門。

65年4月2日、東京・渋谷リキスポーツパレスでの高崎山三吉(魁勝司こと北沢幹之)を相手にデビュー。

しかし翌66年、社長だった豊登が会社の金をギャンブルで使い込んだとして解任、追放された時、豊登と猪木は東京プロレスを設立。

豊登から「お前は来てくれるよなぁ」と声をかけられたR木村は東京プロレスに移籍。

東京プロレスは旗揚げしたものの日本プロレスの妨害工作に遭い興行中止などのトラブルが相次ぎ資金繰りが悪化。同じ66年に吉原功とヒロ・マツダにより設立された国際プロレスとの合同興行に活路を見出しました。

この合同興行も僅か1シリーズで頓挫しR木村はそのまま国際プロレスに合流。国際では金網デスマッチの鬼と言われ、75年4月19日には札幌中島スポーツセンターでマッドドッグ・バションを破りIWA世界ヘビー級王座を獲得。エースとして団体の屋台骨を支えて来ました。

その国際も81年に東京12チャンネル(テレビ東京)の放送打ち切りに起因して8月に団体は崩壊しました。

吉原社長と新日本の永里高平専務の繋がりからアニマル浜口、寺西勇と共に新日本プロレスへ。はぐれ国際軍団としてヒールのポジションを務めました。

そしてこの84年2月には新間寿に声をかけられてUWFへ移籍。新間退陣後も重鎮として活躍しましたがスーパー・タイガー、藤原喜明、高田伸彦らの加入により「方向性の違い」を理由に10月5日、後楽園ホール大会の控室で退団を発表していました。

これにより全日本の最強タッグは前年度優勝チームのスタン・ハンセン、ブルーザー・ブロディ組、鶴田、天龍組、ドリーと復帰したテリーのザ・ファンクス、ハーリー・レイス、ニック・ボックウィンクル組、馬場、R木村組、キッド、スミス組、タイガー・ジェット・シン、マイク・ショー組、ワンマン・ギャング、ピラタ・モルガン(鶴見五郎に変更)組と史上空前の豪華メンバーが集結し新日本とは大差がつきました。
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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2016年11月20日 11:16
    アンドレこの時、参戦していたら、インパクトかなりありましたよねふらふらギャング&鶴見は、メチャクチャな組み合わせですね〜(笑)あせあせ(飛び散る汗)
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2016年11月20日 11:31
    > mixiユーザー 大巨人組はこの6年後に実現しますが、レイスがエキサイティングプロレスのインタビューで「アンドレが全日本に行くことだって可能さ」と語っていましたのでかなりビビりました。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2016年11月20日 11:33
    > mixiユーザー  レイスは新日本引き抜きに動かなかったんですか?目
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2016年11月20日 11:46
    > mixiユーザー 義理を重んじる性格だから多分動かなかったのではないかと思います。

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