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2016年11月17日19:46

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猪木とビンス(399)

キッド、スミス電撃移籍騒動のあった翌84年11月15日にはUWFが年内最終シリーズ、「イヤーエンド・スペシャル」を後楽園ホールで開幕させました。(観衆3200人超満員発表)

シリーズ開催はこれで4度目。ピート・ロバーツ、キース・ハワード、スコット・マギー、カリプス・ハリケーン(サイクロン・ニグロ)、スコッティ・ウイリアムス、ジム・サベージの外国人選手が参加。

ラッシャー木村、剛竜馬の退団により、カナダ・モントリオール勢が姿を消し、カール・ゴッチの最高顧問就任の影響からか、ヨーロッパ勢が来日しました。おそらくイギリスに遠征していた佐山聡(スーパー・タイガー)が声をかけたと思います。

Pロバーツは新日本プロレスの常連であり、82年8月のブラディ・ファイト・シリーズ以来2年2か月ぶりの来日。

本格的なランカシャーレスリングの使い手で新日本時代の82年9月10日、宇土市体育館におけるタイガーマスクとの試合は隠れた名勝負として高い評価をするファン、関係者は多かったです。

初来日のハワードは76年のモントリオール五輪アマレスイギリス代表に選ばれた実力者。

マギーは82年6月に新日本に一度だけ来日した、イギリスのビリーライレー・ジム出身の往年の名レスラーで新日本、国際に来たジェフ・ポーツの息子。

初来日の第1戦が6月18日、蔵前国技館という大会場で、左膝半月板損傷で欠場していた猪木の復帰戦の相手をメインイベントで務めましたが、僅か1分37秒に延髄斬りからの体固めに敗れました。

これでつまずいたか、シリーズ中にインパクトを残すことは出来ず、新日本からは再来日のオファーがかかることはなかったです。

ハリケーンは素顔での来日で初来日は64年4月の日本プロレス第6回ワールド・リーグ戦で、二度目の凱旋帰国を果たした馬場と4月3日、蔵前国技館で45分時間切れ引き分け。

その後はマスクマンのハリケーン、素顔のニグロの両方で日本プロレス、全日本に来日。75年1月にはザ・デストロイヤーの覆面世界一決定戦十番勝負の相手を務めました。

しかし、初来日からすでに20年も経っていてこの時52歳。レスラーとして峠は超えており、キックとサブミッションでボコボコにされるのは明らかでした。

キックに対応出来る外国人プロレスラーというのは現在も稀ですが、欧州勢ならサブミッションには十分対応出来る、と期待が持てました。

私個人的にはUWFは好きでしたし、この日も後楽園に観戦しに行ってますが年齢のいったオールドネームやルチャドールを相手に容赦なくキックとサブミッションで潰してしまうやり方はどうにも好きにはなれませんでした。この手法は後にUインターが承継することになります。

開幕戦のメインイベントは先シリーズ開幕戦、10月5日の同所での大会と同一カード。Sタイガー、前田日明組vs藤原喜明、木戸修組。

前回の対戦ではSタイガーが藤原のチキンウィング・フェイスロックに一本負けを喫し新日本では無敗のSタイガーが負けたと話題を集めました。

試合は40分を超す激闘となりました。前田が新日本時代に藤波と組んでMSGタッグ・リーグ戦で長州、アニマル浜口組と30分時間切れをやった位で他の選手がこれだけ長く試合をしたのは見たことがありません。

40分16秒、藤原が三角絞めでSタイガーから連勝。Sタイガーは同一カードまさかの2連敗となってしまいました。

今回はSタイガーが勝って借りを返すだろう、といった大方の予想を覆す結果となりました。藤原に連敗したSタイガーはシングルでの対戦を申し入れ、シリーズ最終戦の12月5日、後楽園ホールで両者がKOかギブアップでの決着によるノーフォールデスマッチでのシングル戦が決まりました。

セミファイナルは高田伸彦と山崎一夫のライバル対決でしたが、先シリーズ、6戦に亘る「格闘地獄変」なるシングルの番勝負的激闘で2勝4敗と健闘した高田が一日の長を見せて25分15秒にチキンウィング・フェイスロック(公式発表は変形裸絞め)で勝利。

Pロバーツはハワードを片エビ固めに破っています。
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