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2016年06月05日12:24

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ジャンボ鶴田怪物伝説(286)

82年世界最強タッグ決定リーグ戦と同時期に新日本プロレスも第3回MSGタッグ・リーグ戦を開催。同趣旨の大会で3年連続の争いとなりました。

新日本の参加チームは前年度優勝チームのアンドレ・ザ・ジャイアント、レネ・グレイ組、猪木、ハルク・ホーガン組、坂口、藤波組、キラー・カーン、タイガー戸口組、ディック・マードック、マスクド・スーパースター組、アドリアン・アドニス、ディノ・ブラボー組、カネック、ペーロ・アグアヨ組、ウェイン・ブリッジ、ヤング・サムソン組が参加。

新日本はこの年、左膝半月板損傷と糖尿病により2度に亘り入院、長期欠場により体力が急激に低下した猪木をカバーすべく、映画「ロッキー3」出演で全米の人気者となったホーガンをベビーフェイスにして日本側で起用、猪木とタッグを組ませる方針に出ました。

猪木、ホーガン組は6月25日、札幌中島体育センターで初結成された(アンドレ、カネック組と両チームリングアウト)後、猪木が復帰した8月のブラディ・ファイト・シリーズからタッグチームとして本格的に始動。

この2人が組んだら優勝は当たり前と言われ、前年度優勝のアンドレ、グレイ組もこの年はグレイが弱体の馬脚を現し、絶対的な対抗馬がいないままリーグ戦は進められました。

第3回にして初めて優勝決定戦を東京に持ってきて、12月10日、蔵前国技館で猪木、ホーガン組とカーン、戸口組が対戦、31分17秒の激闘の末、猪木が戸口を卍固めで破り猪木、ホーガン組が順当に優勝しました。

従って優勝争いは混沌と成らずリーグ戦は盛り上がりに欠けました。

カネック、アグアヨ組のメキシカンは不調、ブリッジ、サムソン組に至ってはブリッジが身内の不幸で開幕戦だけ出場して帰国。

パートナーのサムソンも当初来日前の宣材写真は黒人だったのに実際に来たのは白人だったという不手際もあり(新日本が74年1月に国際プロレスに来たぺドロ・サムソンの写真を誤って宣材に使ってしまったとされる)、公式戦の組まれないサムソンも途中帰国。

やはり新日本はタッグ・リーグ戦の運営が下手であった、と再認識させられました。

また、10月にメキシコから凱旋帰国し藤波に牙を向いた長州、ラッシャー木村、アニマル浜口、寺西勇の国際軍団、猪木欠場中の穴を埋めたタイガーマスクも不参加でした。

メンバー、内容共に全日本の最強タッグが上回っていたことは間違いのないところかと思います。

興行戦争は大阪府立体育会館(全日本12月2日、新日本9日)、蔵前国技館(全日本13日、新日本10日)

大阪はスタン・ハンセン、ブルーザー・ブロディ組vsハーリー・レイス、ディック・スレーター組、ドリー・ファンク・ジュニア、テリー・ファンク組のザ・ファンクスvsリッキー・スティムボート、ジェイ・ヤングブラッド組の外国人同士による2大公式戦の全日本が7500人(満員)発表。

新日本は優勝決定戦の後に放送するスペシャルマッチが組まれ、猪木vsアドニス、アンドレvsホーガン、藤波vsブラボーの3大シングルマッチで8900人(超満員)発表。

蔵前は先発の新日本が珍しい金曜日開催のテレビ生中継もあってか、9500人と1万人発表に届かず、ファンクスvsハンセン、ブロディ組、馬場、鶴田組vsレイス、スレーター組の全日本が12500人(超満員)発表。

東京の最強タッグブランドはファンに絶対的信用があり、大阪は新日本の勝利、東京は大差で全日本の勝ちでした。

この年の東スポプロレス大賞MVPは、74年の第1回以来、初めて馬場、猪木以外でブームを巻き起こした新日本のタイガーマスクが受賞、タイガーマスクは技能賞とダブル受賞となりました。

年間ベストバウトは2月4日、東京体育館での馬場vsハンセンのPWFヘビー級選手権試合が選ばれました。

限界説が根強く流されていた馬場がハンセンという好敵手を得て44歳で復活、一連の引き抜き抗争の流れからのシチュエーションもあり、これは文句なしだったかと思います。

馬場は個人では2年連続の受賞、タッグを入れると4年連続受賞となりました。

鶴田は馬場との年間最優秀タッグチーム賞のみ受賞、インターナショナル・タッグ王座年間5連続防衛(王座転落なし)が評価されました。

2度の長期欠場の猪木が最高殊勲選手賞受賞も不可解で、WWFインターナショナル・ヘビー級王座獲得の藤波は殊勲賞。

進境著しい天龍、NWAインターナショナル・ジュニア・ヘビー級王座獲得の大仁田は受賞なしでした。

主催者の東スポは相変わらず全日本と新日本のパワーバランスを考慮して選出しているのは間違いなく、鶴田にとって結果的にはこれまでの善戦マンの域を出る評価は得られなかった1年でした。
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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2016年06月05日 16:38
    ウォリアーズは何故か最強タッグエントリーされませんでしたよねわーい(嬉しい顔)あせあせ(飛び散る汗)
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2016年06月05日 17:02
    > mixiユーザー ボロが出ます…^_^;
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2016年06月06日 01:03
    >猪木欠場中の穴を埋めたタイガーマスクも不参加

    佐山タイガーはこの頃アメリカ&メキシコへ長期遠征中でしたね。
    唯一、密着取材し続けた週刊ファイトのタイガー特集号をむさぼるように読んだものです(^^)。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2016年06月06日 07:13
    > mixiユーザー WWFとメキシコUWAに行ってましたね。クイックで勝ったマサ齋藤との試合は新日本の意向で日本に報道されなかったみたいです。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2016年06月06日 17:19
    マサ齋藤戦はネット時代の世の中になって存在を知りましたが、当時観ていたら番狂わせもいいとこです。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2016年06月06日 18:52
    > mixiユーザー 翌83年1月から革命軍の首領として長州より上のポジションで新日本へ参戦が決まっていましたから報道見送りは仕方なかったかと思います。

mixiユーザー

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