mixiユーザー(id:21258650)

2016年03月21日12:45

990 view

ジャンボ鶴田怪物伝説(249)

81年世界最強タッグ決定リーグ戦は11月27日、後楽園ホールで開幕。

引き抜き抗争の影響から前年度優勝チームの馬場、鶴田組、ドリーとテリーのザ・ファンクス以外は出場チームが前年とは一変し新鮮な顔ぶれとなりました。

ブルーザー・ブロディ、ジミー・スヌーカ組、ハーリー・レイス、ラリー・ヘニング組、タイガー・ジェット・シン、上田馬之助組、ザ・シーク、マーク・ルーイン組、天龍源一郎、阿修羅・原組、バロン・フォン・ラシク、キラー・カール・クラップ組、グレート小鹿、大熊元司組が参加。

これまで世界最強の看板に拘っていたせいか、日本側は馬場、鶴田組以下のチームはエントリーされませんでしたが、この年は計3チームが参加。リーグ戦に厚みが出ています。

同時期に新日本プロレスも第2回MSGタッグ・リーグ戦をぶつけており引き抜きだけではなく興行戦争でも面子をかけての真っ向勝負が展開されました。

愛知県体育館では11月30日全日本、12月1日新日本と1日違いのバッティング。

全日本は馬場、鶴田組vs天龍、原組の日本人対決(鶴田が原に逆さ押さえ込みで勝利)、レイスvsシンの特別試合で5400人発表と満員とはならず。

12月1日の新日本は猪木vsハルク・ホーガン、キラー・カーンvsスタン・ハンセン(ハンセンの全日本移籍後の放送だった為当時放送は見送られ、後日サムライTVの闘いのワンダーランドで放送)アンドレ・ザ・ジャイアントvsタイガー戸口等スペシャルシングルマッチが組まれ、優勝決定戦の後に録画中継されるテレビ収録マッチでしたが東海地方では新日本の興行人気は高く、12000人(超満員)発表の観客を動員して新日本の勝利。

大阪府立体育会館は12月3日全日本、10日新日本と1週間違いの開催。

全日本はブロディ、スヌーカ組vsレイス、ヘニング組、馬場、鶴田組vsラシク、クラップ組を持って来て6800人。

新日本は前年に引き続き優勝決定戦を大阪で開催。決勝進出者決定戦でスタン・ハンセン、ディック・マードック組を破った猪木、藤波組が決勝進出もアンドレ・ザ・ジャイアント、レネ・グレイ組に敗れアンドレ、グレイ組が優勝しました。

この時の観客発表は10000人であり、さすがに6000人収容の旧府立からすると水増しもいいとこでしたが新日本が圧勝しました。

東京だけは新日本が12月8日、全日本が13日(蔵前国技館)と新日本が先発。

新日本は猪木、藤波組vsハンセン、ローラン・ボック、アンドレvsカーン、ダスティ・ローデス、マードック組vsラッシャー木村、戸口組他スペシャルマッチで勝負。

年末の全日本との興行戦争に関しては76年12月9日の新・隅田川決戦(新日本は猪木vsウィリエム・ルスカ、全日本は大木金太郎、キム・ドク組vs馬場、鶴田組、ビル・ロビンソンvsアブドーラ・ザ・ブッチャーで新日本の負け)以来馬場の物量攻勢の前に苦杯を喫していた新日本でしたが、この年は超満員11500人発表の観客を動員し、ようやく全日本に一矢報いることが出来そうでした。

全日本の12月12日、横須賀市総合体育会館の選手側控室に2日前まで新日本のリングに上がっていたハンセンが姿を現しました。

ハンセンは関係者側の駐車場から外国人係の百田義浩に先導されて外国人側の控室へ。

これをを見つけたマスコミがすかさずハンセンを囲んで取材をしようとしましたが、

ハンセンは「親友ブロディに会いに来ただけだ。騒がないで欲しい」と静かに言い残し、外国人側控室へと消えていきました。
11 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2016年03月>
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

最近の日記