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2015年09月27日16:03

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新日本プロレス北米選手権考察(11)

北米タッグ王座のベルトは再び猪木、坂口組の腰に戻りました。75年10月24日、水戸市民体育館で開幕した闘魂シリーズ第2弾には新日本初参戦となる人間風車ビル・ロビンソンが終盤1週間に特別参加。

シリーズ最終戦12月11日、蔵前国技館では猪木のNWF世界ヘビー級王座に挑戦が決定。夢の対決として早くからファンの興味を一心に集めました。

さて、この12月11日には馬場の全日本プロレスと国際プロレス、日本プロレス(団体は崩壊しており名前だけ)が百田家(力道山家)の名前のもと力道山13回忌追善記念興行を日本武道館で行うと発表。

力道山家、馬場、吉原国際プロレス社長、芳の里元日本プロレス代表連合軍と猪木、新日本プロレスは激しい対立を見せますが、本連載の主旨からは外れますので割愛致します。

12月4日、大阪府立体育会館で猪木、坂口組はイワン・コロフ、グレッグ・バレンタイン組の挑戦を受けて北米タッグ王座の防衛戦を行い2-1で初防衛に成功。

この日より新日出場のロビンソンはかつて国際時代に何度も対戦したストロング小林を13分24秒、鮮やかなダブルアーム・スープレックスで撃破。

注目の12月11日、蔵前での猪木vsロビンソンのNWF世界ヘビー級選手権試合は1本目42分53秒、ロビンソンが逆さ押さえ込みで先制。2本目は猪木が時間切れ寸前の16分19秒、卍固めで取り、決勝の3本目は残り48秒で時間切れ引き分け。1-1で猪木が2度目の防衛に成功。

20世紀の日本プロレス界の歴史に燦然と輝く名勝負として40年の歳月を経た現在も多くのファンに語り継がれています。

闘魂シリーズ第2弾が終わると猪木、坂口はアメリカへ遠征。

12月15日、ニューヨーク・MSGのWWWF定期戦に猪木が初登場。フランク・モンティをバックドロップで破っています。

12月19日ロサンゼルス・オリンピック・オーデトリアムのリングにこの年2回目の登場となった猪木、坂口組は青覆面のジ・インフェルノス2号&3号の挑戦を受けて北米タッグ王座の防衛戦。

1本目は坂口が2号をコブラツイストに捕らえたところ、インフェルノスのマネージャー、JCダイクスが乱入。懐から出した新聞紙に火を点けて坂口の顔面に。

これが反則ととられ18分34秒日本組の反則勝ち。2本目は3分22秒猪木が2号をブレーンバスターから体固めでフォールし、2-0のストレート勝ちで猪木、坂口組が2度目の王座防衛を果たしています。

また、この大会には西ドイツ修行中だった木戸修と藤波辰巳が合流、木戸はロック・ライデルに、藤波はミッキー・ドイル(73年11月に全日本プロレスに1度だけ来日)を破っており、次代を担う若手も確実に成長してきています。
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