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2015年07月30日22:02

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ジャンボ鶴田怪物伝説(192)

ミル・マスカラス&ドスカラスのマスカラス・ブラザーズは兄弟揃っての来日は前年8月以来5か月ぶりで、マスカラスは10月の創立10周年記念ジャイアント・シリーズにも特別参加しており単独では3か月ぶり。

マスカラスはシリーズ最終戦2月4日、東京体育館で天龍の挑戦を受けてIWA世界ヘビー級王座の防衛戦を行うことが決定しています。

国際プロレス崩壊により全日本へ戦いの場を移したジプシー・ジョーは前年8月以来5か月ぶり2度目の全日本参戦。前回の全日本初参戦では他にヒール外国人がいなかった為、必然的に馬場、鶴田と対戦の機会が多かったジョーでしたが今回はこの豪華メンバーの中に入り真価が発揮出来るか注目でした。

78年5月に先に国際から移籍してきたキラー・トーア・カマタは全日本初参戦で反則勝ちながら馬場を破りPWFヘビー級王座を奪ったという大仕事をしており、今回は1月15日木更津市倉形スポーツ会館だけ一緒になることになります。

共に大剛鉄之介によって見出だされ、カマタは75年5月、ジョーは同年9月に国際に初来日。

国際でのランクは後から来たジョーの方がやや上でしたが、ジョーはカマタが去った78年以降は衰えが目立っていました。

全日本ではやはり身体の大小の違いか、カマタの方が扱いが上でした。

EMLL(現在のCMLL)から初来日したベテランのルチャドール、アルフォンソ・ダンテスはこの時40歳とかなりのベテラン。

NWA世界ライト・ヘビー級王者に何度かなっている実力者で飛び技はないものの反則殺法とジャベ(関節技)でトップルードの位置にいましたが、実際呼ばれたのは対マスカラス・ブラザーズ要員でした。

ハンセンについては既にエピソードを書いて来ておりますので割愛致します。

終盤戦特別参加のパット・オコーナーは78年5月以来3年8か月ぶりの来日。

馬場が「新日本がゴッチ(カール)、ゴッチと騒ぐなら、ウチにはオコーナーがいる」と全幅の信頼を寄せていた稀代のシューター。

59年にはディック・ハットンを破ってNWA世界ヘビー級王者となり実績ではゴッチを凌駕。NWAの総本山と言われたミズーリ州セントルイスではサム・マソニック会長の片腕としてブッカーとして活躍。マソニック氏が高齢によりプロモーターを引退してからは地盤を引き継いでいました。

年齢はこの時既に54歳で現役としては最後の来日でした。

AWA世界ヘビー級王者ニック・ボックウィンクルは80年11月の最強タッグ以来1年2か月ぶりの来日。

前年バーン・ガニアが現王者のまま引退し、その後王座決定戦を行うことなく王者に指名されての返り咲き。

2月4日の東京体育館では鶴田の挑戦を受けることが発表されています。

鶴田とは79年2月にハワイ、80年6月にはミネソタ州ミネアポリスの2回AWA世界ヘビー級のベルトを賭けて対戦しいずれも鶴田の反則勝ち。

鶴田にとっては初の日本国内でのAWA世界王座挑戦となりました。

最終戦の2月4日東京体育館は馬場vsハンセンのPWFヘビー級戦と併せて3大タイトルマッチが組まれました。
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