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2015年07月29日22:58

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ジャンボ鶴田怪物伝説(191)

82年新春ジャイアント・シリーズは恒例の1月2日、3日の後楽園ホール昼興行2連戦からスタート。

2月4日、東京体育館での最終戦まで全29戦が組まれています。

全日本の新春シリーズは例年1月25日前後1週間位で閉幕しており2月にかかるロングランとなったのは78年以来4年ぶり。

さらに新春の東京の大会場でのビッグマッチとなると76年1月29日、東京体育館以来(馬場、鶴田組vsディック・ザ・ブルーザー、クラッシャー・リソワスキー組のインターナショナル・タッグ選手権試合がメイン)以来実に6年ぶり。

参加外国人はシリーズ全戦参加がニコリ・ボルコフ、ケリー・キニスキー。

前半戦(1月2日〜15日)特別参加がマーク・ルーイン、キラー・トーア・カマタ、ザ・デストロイヤー、スウィート・ブラウン・シュガー。

後半戦(1月15日〜2月4日)特別参加がスタン・ハンセン、ミル・マスカラス&ドスカラスのマスカラス・ブラザーズ、ジプシー・ジョー、アルフォンソ・ダンテス

終盤戦1月22日〜最終戦迄の特別参加がパット・オコーナー、1月29日〜最終戦迄はAWA世界ヘビー級王者ニック・ボックウィンクルが特別参加。

延べ13選手の外国人参戦も異例で、例年新春ジャイアント・シリーズは暮れの世界最強タッグ決定リーグ戦の反動でメンバーがガタ落ちするのが常でしたが、まさに松根新体制を祝うかのような新旧豪華外国人メンバーが新春から揃っています。

ハンセン全日本再登場第1戦となる1月15日の木更津市倉形スポーツ会館にはニックとオコーナーを除いた11人が集結することになる訳です。

また、外国人サイドとして上田馬之助と前年8月に国際プロレスが崩壊した後、西ドイツ・ハノーバーに遠征していた鶴見五郎がシリーズ全戦出場しています。

ハンセン移籍の陰に隠れた感はありましたがボルコフも新日本プロレスからの移籍組で全日本には初参戦。新日本には74年8月に来日して以来4回参戦していた常連でした。74年の初参戦の時はエース格であり、タッグマッチながら猪木からフォールを奪っています。(9月3日田園コロシアム)

WWFから離れてフロリダをサーキットしており、前年出戻り参戦したジャック・ブリスコ、バグジー・マグローらと同じルートでの全日本参戦でした。

ケリー・キニスキーは名前でわかるように元NWA世界ヘビー級王者、カナダの荒法師ジン・キニスキーの長男でこれが初来日。

前半戦特別参加のルーインは新春シリーズの常連で1年ぶりの来日。

カマタは前年7月以来半年ぶりの来日、前回の来日ではグレート・マーシャルボーグというしょっぱいタッグパートナーを連れて来て評価を落としており名誉挽回を期しての参戦となりました。デストロイヤーは前年10月以来3か月ぶりの来日。

全日本初参戦となる黒人のマスクマン、シュガーは素顔ではスキップ・ヤングとして活躍。

79年8月10日、ロサンゼルス・オリンピック・オーデトリアムで新日本の藤波のWWFジュニア・ヘビー級王座に挑戦。

伸びのあるドロップキックで藤波から1本奪っていますが2-1で敗戦。この試合が評価されて翌80年1月新日本に初来日。

その後テキサスに転戦しシュガーに変身しての全日本初登場となりました。

シュガーは引き抜きには該当しなかったと思われます。

(シリーズ後半戦特別参加外国人のプロフィールは次回お届け致します。)

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