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2015年06月07日23:31

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猪木とビンス(290)

全日本プロレスの83年スーパー・パワー・シリーズは8月19日、越谷市体育館で開幕。テリー・ファンク引退試合が大きな話題を集めています。

開幕戦から8月23日の島田駅北口広場特設リング大会まで馬場はNWA総会出席の為欠場。

約3年ぶりにアメリカ、プエルトリコ遠征から渕正信が凱旋帰国、開幕戦ではNWAインターナショナル・ジュニア・ヘビー級王者チャボ・ゲレロにノンタイトルでリングアウト勝ち。

メインでは鶴田がヘラクレス・ヘルナンデスにバックドロップで勝利。

スタン・ハンセンはリック・ハリス(87年にブラック・バートのリングネームで新日本プロレスに参加)と組んで天龍、石川隆士組と対戦しハンセンがラリアットで石川を体固め。

8月25日の岡崎市体育館からドリー・ファンク・ジュニア、テリー・ファンクのザ・ファンクス、ブルーザー・ブロディ、初来日のテリー・ゴディが特別参加、馬場もこの日から出場。

8月26日後楽園ホールではテリー引退試合の相手となるハンセン、ゴディ組が鶴田、天龍組と対戦、ゴディがパワーボムで天龍を破っていますが、後に天龍がパワーボムを得意技としたのはこの時の敗戦による悔しさからでマスターした、と言われています。

ファンクスはブロディ、キラー・トーア・カマタ組に勝利。

8月28日稲城市にあるよみうりランドで行われたファン感謝デーにはテリーを一目見ようと7000人の観客が集結しています。

テリー引退試合は8月31日、蔵前国技館で開催されました。

ドリーとのファンクスでハンセン、ゴディ組と対戦したテリーはコーナーポスト最上段からの回転エビ固めでゴディを破り引退の花道を飾りました。

鶴田はブロディにリング アウト勝ちしインターナショナル・ヘビー級王座をついに獲得。日本プロレス時代の馬場の至宝のベルトが鶴田の腰に巻かれました。

チャボのNWAインターナショナル・ジュニア・ヘビー級王座に凱旋帰国の渕が挑みましたが回転エビ固めに敗れ一歩及ばずでした。

この大会は9月3日19時30分から日本テレビ「土曜トップスペシャル」で90分枠で放送されましたが、僅か1年3か月で簡単にテリーが復帰してしまうと予想した人はほとんどいなかったと思われます。

シリーズ最終戦9月8日千葉公園体育館でハンセンが馬場を9分2秒、ショートレンジからのラリアットで破りPWFヘビー級王座を獲得。

ハンセンは新日本時代の80年2月8日に東京体育館で猪木にリングアウト勝ちしNWFヘビー級王座を奪取しており、猪木、馬場の2人を倒して両団体の看板タイトルを獲得した史上初の外国人選手となりました。

リング外では新日本プロレスが内部分裂を起こしてゴタゴタしている最中、全日本は安定の無風状態でした。
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