クロアチアの思い出

今年は6月にクロアチアへ旅行した。内陸と海沿いで大きく雰囲気の変わる国で、民族衣装のデザインも違う。どちらの風景も美しくて気に入った。ただ、安いツアーだからか、食事が時々残念w　果物やワインは美味しい。スーパーは安いけど旧市街とかにある観光客向けの店が軒並みぼったくりなのは仕様。あれだけぼったくれば経済成長できると思うw

特に海岸線はダルマチア式海岸という複雑な地形と沢山の島と真っ青な地中海がどこまでも続いて美しく面白かった。クロアチアと言えばドブロブニク(クロアチアで一番物価が高いとされるw）が有名だが、私はその郊外にあるボスニアとの国境に近いストンという場所の風景が、バスで通過しただけなのにすごい気に入った。
そこは本当にわけが分からないほど入り組みまくった海岸線で、細長い半島の中にさらに小さな細い半島と細い小島とその間を埋める細い海がいくつも折り重なっていて、とても海とは思えない静かな狭い湾のなかで、カキを養殖している。町というより村。
そこには小さな小島に小さなお庭と小さな船着き場のついた絵本みたいな「小さいおうち」がポツンと一軒ある。奇跡のように可愛い。所々に野花が咲く丘の稜線に沿ってちっちゃい万里の長城みたいな城壁が残っているのも雰囲気がある。

ストンの動画。HDでフルスクリーンおすすめ。小島に立つ「小さいおうち」の対岸にみえる道路を私達のツアーバスが走った。


あの時車窓から500mもないだろう対岸を見ると、私の席のほぼ真横辺りに白い鳥がバスと同じ速さで並走するようにしばらく飛んでいて、そこに目が吸い寄せられて仕方がなかった。何の鳥か分からないけどすごく親近感を感じて、素敵な景色の中をしばらくバスと一緒に飛んでくれたのがなんだか妙にうれしかったなあ・・・