2020年4月3日、新型コロナウイルスの感染者数が世界最多となった米国で中国政府が訴訟リスクに直面している。対応の遅れが感染を広げ、損害を被ったとして、全米各地で中国政府を相手取り、集団訴訟を起こす動きが出ているためだ。賠償請求額は天文学的な数字になるとみられ、米中の新たな火種になりそうだ。
米メディアによると、南部フロリダ州では3月12日、中国政府が新型コロナウイルスへの初動を誤った結果、多大な損害を受けたとして、個人や企業が連邦地裁に損害賠償を求める訴えを起こした。原告側は中国政府が自分たちの経済的な利害のために、深刻な状況を知りながら感染を食い止めることに失敗、ウイルスの発生を報告せずに済ませようとしたなどと主張しているという。
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