収縮するニッポン

所用が有って今日大阪の難波まで行ってきた。
我が町から、バス、ＪＲ、地下鉄、と乗り継いで目的の「難波」まで行ったのであるが、平日の午後の乗り物は何れも良く空いて居て、無理なく座席に就くことが出来た。　此れは日本がコロナに覆われる以前の頃には、ついぞ目に出来ない光景である。
ＪＲ大阪駅に着いて降車したのだが、何時もあれ程混雑を見せていたホームも構内も静かな物で、私の様な老人でも緊張せずに歩くことが出来た。
その理由は、あれほど押し寄せて居た中国・韓国の観光旅行者が全く姿を消した事が大きな原因と言える。加えて日本人の旅行者も以前の１０％も居ないのではないかと思われる。この状況は地下鉄に乗っても同様で、人の往来は少なく座席も無理なく座れる有様だ。
この様子を見て、私の心を去来するのはちょうど季節の秋と同じくまことに寒々とした感慨であった。
日本は「コロナ禍」所為だけでは無く２０年来の景気低迷で活力を失い、国全体が収縮して行っている様相を示している、と私は見ました。
こんな様相を見て自民党の政治家は「何も思わない」のだろうか？　自民党の政権は何故「効果的は手」を打てないのだろうか？　永年の「政権独占」は政治家と官僚を腐らせ、「国」と「民」の再生を全く放棄した「亡国の為政者」と化したのだろう。