この話、今、今、に始まった話ではありません。もう何年も前から言われ続けているのです。
其れなのに、農水省も、漁業者も、更には漁港の買い付け業者も、何の手も打たず、漁獲が減った
減った
と泣き言ばかりを言い、出漁の採算を取ろうと、さらに徹底した漁労に励みます。
そして、漁獲量が少ない分水揚げの価格を上げ、今年の、初水揚げのサンマは壱尾1000円以上するとか?実にクレージーな話です。日本は過去に北海道でニシンの乱獲によって稚魚が枯渇し、遂にニシンの回遊が途絶えて仕舞った経験があるにも拘らず、その苦い経験が生かされていません。
同様にサバも今は型の小さな物しか近海で取れず、本当に脂の乗った型の大きな物は、その殆どがノルウエイなどからの輸入ものです。
イワシも同じで、どんどん型が小さく成り、枯渇に向かって進行中です。
サンマはこの際3〜5年ほど禁漁にして繁殖の増進を図る事が必要です。其れをしない限り早晩ニシンの二の舞演ずる事に成るでしょう。
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