先日、16日、上記の落語席へ行ってきました。 ジジイに成ったこの頃は夜の外出は余程の事でない限り避けて居り、専ら日中の外出に決めています。
「後期高齢者」を通り過ぎ、『末期高齢者』に成りますと、夜の外出は何かとリスクも多くなりますから。
出演者の言によりますと、当日の「動楽亭」は珍しく満員で、此れは一体如何した事かと、驚きと緊張を禁じ得ないと口々に言って居ましたが、誰の思いも同じ事、この日は「看板」が良かったのです。
当日の香盤は、
開口一番、 桂 小鯛 「時うどん」
桂 佐ん吉 「悔み」
笑福亭 たま 「源平盛衰記」
桂 雀三郎 「どうらんの幸助」
中入り
内海 英華 女道楽(三味線漫談)
トリ 桂 文太 「火炎太鼓」
という内容でした。
桂 佐ん吉 の「悔み」は、故人の「桂 枝雀」の演じる方がもっと生々しく濃厚な味付けに成っていましたが、佐ん吉の演じた「悔み」でも、たまに言わせると恥ずかしくなるほど生々しかった様です。
笑福亭 たま の「源平盛衰記」は彼特有の「ショート落語」的一隻で、ストーリーに一節一節がひとつの小話に成っているという趣向で、今は亡き「林家 三平」(現在の林家 正蔵の父)の「源平盛衰記」とは別の面白さがあって、此れは此れで良いかな
と思いました。
桂 雀三郎 の「どうらんの幸助」も、随所に「枝雀落語」匂いがしますが、枝雀ほどのシツコサは無く、ま、嫌みが無くて良いかも? でした。
内海 英華姐さんは、相変わらず別嬪さんで、今年当たり年の「ネズミ」やそうです。当たり年と言っても詳しい説明はなかったのですが、5回目の当たり年なら『へぇー、若いなぁ』ですし、6回目の当たり年なら『エッ
お化けやァ』です。本当に、如何見ても59そこそこです。
桂 文太 の「火炎太鼓」は、以前に何度も聞いています。江戸落語の輸入版ではないかと勝手の想像していますが、彼得意のクスグリを一杯散りばめて、爆笑落語 に仕立て上げています。兎に角、彼はネタ繰りを徹底し、カムと言う事が有りません。前に彼の「らくだ」を聞いた事が有りますが、あの大ネタをリズミカルにトントントンと運んで行く事に感心しました。
i以上が私の勝手な、そして独断的な感想です。 では、では、
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