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2019年10月20日04:00

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ビル老朽化による建て直し後の「大丸」

新装オープンは先月20日だったのですが、機会が無くて延び延びになって居ました。

新聞やテレビで報じられて居たので大方は想像がつきましたが、かっての大丸とは異なり、どこか無機質で冷たい感じのするお店と言う印象を受けました。

此の頃の小売業の傾向として、やたら購買層の的を絞る事が流行って居ますが、決してそれが悪いとは言いませんが、『百貨店』と言う業種のコンセプトとしては、我々古い時代の人間にとって大いに違和感を感じるのです。ショッピング・アーケードのブティックならば、『特定の購買層に的を絞った店作り』もよろしいが、『百貨店』と言う看板を掲げて商売をする以上、ターゲットを絞ると言う事は傲慢に成って仕舞うのです。

『当店は、コレコレの有名ブランドの品揃えで店づくりをしています。どうぞご贔屓に願います」

と言う事は、斯う言う「高級ブランドの品物が買えない人は」来店頂かなくても宜しいびっくりマーク(アニメ)と言ってる訳で、(圧倒的多数を占める)庶民は「来て頂かなくても良いよ!と言う事です。
巷間、定説の様に成って居る 『急激な伸びを示して来た<ネット通販>の所為で、real shop での売り上げが侵食されてきた』と言う議論は、百貨店やスーパーの経営陣の勘違いで、ネット通販が伸びている理由は、提供する商品の価格が「廉いびっくりマーク(アニメ)」と言う事と、自宅に居たままで交通費を掛けずにショッピングが出来る事で、その本当の理由はネット通販を利用する者たちの懐具合が良くない、と言う事に尽きるのです。
彼らが毎日の労働に見合う賃金を得て居れば良いが、企業は収益を内部保留に回しても、労働者に分配する事をしない為、労働者の可処分所得は低迷したままで、日本全体の経済的地盤沈下はどんどん進行し、極端に言って今の日本の労働者は≪奴隷労働者≫状態なのです。
それ故に、百貨店は彼ら庶民を見放して、富裕層に向けて店舗コンセプトを高級化するのですが、富裕層は人口の何パーセントを占めるのでしょう? 富裕層が百貨店の経営に如何程寄与出来るでしょうか?非常に心許無い想定だと私は確信します。

百貨店=Department Store が一番最初にアメリカで誕生した時のコンセプトは、貧富の差無く、老若男女がショッピングを楽しめて、夫々が自分の懐に見合った物を買える『場所』と言う物でした。
時代が変わって、百貨店も進化しなければ成らないびっくりマーク(アニメ) と言う事で、経営者がとった方向は『高級化』への道でしたが、そもそもこれが間違いの素で、後発の『総合スーパー』に忽ち食われ、益々業績は低迷しました。そういう苦境の中で消えて行った百貨店は「大」「小」幾つも有ります。

昔から『石橋を叩いても、渡らないびっくりマーク(アニメ)』と言われた大丸はその慎重姿勢故に辛うじて生き残ってきましたが、新装成った店内の商品構成を見て、その狙いが「吉」と出るか「凶」と出るか? 聞けば最近増加の一途を辿る「インバウンド」を見据えた店作りもしているそうですが、日韓関係の悪化で急激に数を減らして来た韓国からの観光客の所為で、対馬、九州、関西、の業者は青息吐息の此の頃だと言います。京都では彼らのマナーの悪さに音を上げて、指導や要望を強化しているそうです。極端な声では『もう来てほしく無いびっくりマーク(アニメ)』と言う声さえ上がっていると聞きます。

百貨店が「航海」して行く「消費の海」は、此の三十年程何時も「波高し」と言う状況です。『ちょっと冷たい感じがするなァびっくりマーク(アニメ)』と思った『大丸・心斎橋店』、その狙いが当たって上手く行けば宜しいのですが、果たして何年先に答えが出てきますか・・・?です。
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