第二次世界大戦中
天皇は軍部の暴走を止められなかった
悪いのは暴走した軍部
天皇は悪くない
という考えがある。
そーいう人の脳みそは天皇の歴史が明治から始まってる。
まあ人間の感覚って3世代以上を親近感もって遡るの難しいしね。
江戸時代の天皇のことは知らないでしょ?
だから軍部の暴走を止められなかったとか、謎の同情をよせるわけよ。
でもね。
実は天皇っていつもそうだったよ。
大化の改新あたりから
いつも他人のせいだったよね。
蘇我氏が〜
物部氏が〜
悪いのはあいつら〜。
あんた(天皇)が中国の勅使を迎えてるときに
部下が殺し合い始めたのよ?
しかも中国からきた仏教が気に入らないからって
中国勅使の前で仏教推進派を殺してんのよ
クーデター起きてんぞ 大丈夫か コラ
ホスト国のホストとしてメンツを潰され顔に泥を塗られ。
だけど 何事もなかったかのように 大化の改新と銘打たれて 今に至る。
中国勅使は中国皇帝にこの件をどう報告したのかも義務教育では教わらず。
きっと中国も文化大革命とかで昔のものは破壊し尽くしたから大化の改新にまつわる中国の記録はない、だろう。
つうか今ウィキペディアさんに聞いてみたら大化の改新で政権が豪族から天皇に移ったのね。
現天皇(皇極天皇)が排されて新天皇(孝徳天皇)が立ったのね。
ウィキペディアさん曰く、
『改革そのものは、天皇ではなく、中臣鎌足(内臣)の主導のもと、年若い両皇子(中大兄、大海人)の協力によって推進された。』ですって。
孝徳天皇の他力本願ぶり。
飛鳥時代から天皇はこんな調子よ。
平安時代は藤原家が〜 平清盛が〜。
鎌倉時代は源氏が〜 北条が〜。
モンゴルの来襲に対応したのも鎌倉幕府と地方豪族(武士)だしな。
天皇って自分の軍隊出したの?
つうか天皇って自分の軍隊持ってたことあるっけ???
ないよね?
いつだって自分以外の豪族が軍隊を貸してくれてたよね。
つうか軍事関係は毎回他力本願だったよね。
あなたはただの神輿。
だから南北朝時代、北条と足利で50年も内乱が起きたのに 暴走を止められなかったのよね。
その後も江戸が終わって明治になったけど
天皇が軍を使って統治権を奪還したのではなく
周りの偉い人たちが大政奉還を決めたのに
ハイ分かりましたで従っただけだよね。
弥生時代から始まり、一度でも自分の力で軍を動かし全責任を負ったことがあったか?
お前はいつもそうだな!
まあでも実は仕方ないのよね。
だって天皇はオキヨでなきゃいけないもの。
内裏を血で穢してはならないように
天皇そのものも血で穢してはならない。
だから軍なんてものは天皇ではない誰かが動かさないといけないの。
手柄(オキヨ)は天皇のもの
穢れは天皇以外のもの
神を祀り三種の神器を守ることで
富士山が噴火しないように鎮めるのが仕事の天皇が
殺生与奪に直接関わり手をくだすなんて あっていいはずがない。
いつだって天皇以外の誰かが汚れ役をやってきた。
東條英機。
靖国に祀られてるから天皇は参拝しないとかほざいてるが。
弥生時代からの歴史を振り返ると、東條のポジションって
蘇我 物部 平 源 北条 足利 豊臣 徳川 薩摩 長州
このあたりと同じだよね?
そう考えると。
少なくとも天皇は東條英機を菅原道真並みに祀るべきじゃね? と思う今日この頃。
結論
第二次世界大戦中 軍部の暴走を止められなかった天皇は悪くないのか?
答 豪族が暴走する裏で おこぼれに預かり繁栄してきたのが天皇
天皇と天皇以外は、止めたら止まるような関係ではない
ログインしてコメントを確認・投稿する