オイラが行っている現場の一つに熱中症対策として、塩分補給の飴が会社から支給され置かれている。
それはカシス、レモン、パイナップルの三つの味があり、塩分系の飴で、しぃぱい系の味ものなのに、甘さを感じるのでオイラ的には好きな飴である。
オイラはそれをよく取ってはなめて、暑さに耐えるのであった。
そして、今日。
その飴が入った箱の上に黒飴の那智黒が置かれていた。
オイラは那智黒だと嬉しくなってしまった。
関西育ちのオイラは黒人俳優チコ・ローランドが出演していたCMを見ていたので、懐かしさを感じたのである。
ただし、なぜか、オイラの近所には那智黒が売っている店がなかったのでなめたことがない飴であった。
ちなみに、子供の頃、CMを見ていたのに近所に店がなかったので食べられなかったものに、パルナスがある。
なめてみたい飴だったのでオイラは袋から一つ取ろうとした、その時!
責任者がストップをかけたのである。
なんでも、その那智黒は誰が置いたのかわからないものだと言われた。
清掃員の誰かが個人でなめるためのものなのか、みんなのために置いたものなのか、わからいので、手を出出さない方がいいというのである。
オイラは会社から支給された飴の箱の上に置いてあったから、那智黒も会社から支給された飴だと思っていたが、そうではなかった。
なめたいと思っていたものがやっとなめられる、と思ったのに、それができないで終わってしまった。
那智黒、どんな味がするのか気になる。
食べていいのか悪いのか、それがはっきりとわかって欲しいと思った。
なめられることができるのを祈る。
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