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2020年05月28日21:20

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生き生きされてインスピレーションわく

 昨日の演劇のワークショップで、はじめの一時間は参加者のフリートークのコーナーであった。
 そこでオイラは最近観た萩原健一さんの作品の話をした。
 その流れで神代辰巳監督の『アフリカの光』の話となり、講師も観ていたので、この作品について講師の話も交えながらすすめていく。
 すると、講師が『アフリカの光』が『ゴドーを待ちながら』に影響された作品かも、といわれた時、オイラはなるほどと感動をしてしまうのであった。
 確かに、それを考えると何も起きない話なのに何かを感じるフィーリングのある作品だよなと思うのであった。

そして、各自の実技に入る。
オイラはまた書き終えた戯曲を使っておこなう。
 その日は男性も参加されていたので、男の役はその人Gさんに頼む。
 女性の役は前回やってもらった人がお休みだったので、別の女性Nさんにお願いする。

 それでこの二人、基本戯曲通りに演技をしてくれるのだが、間がある所でアドリブを入れてくるのであった。
 今まで、オイラの演出の練習で役者さんがアドリブを入れるということがなかったので、ちょっと新鮮さを感じたので、じっくりと見るのであった。
 アドリブを入れながらオイラが書いた物語は展開するのであるが、笑いの方向に行ったのが意外であった。
 ここのシーンはヒロインが昔好きだった人に再会することで、それまでの性格が変わるというシーンだったのでシリアスな感じで行くと考えていたのである。
 ところが、思っていた方向とは逆で演技をされたので驚いてしまった。けれども、そうだからといってそれを悪いとは思えず、この方向性もありかなと感じてきたのである。
 特に、ヒロインを演じたNさんがコミカルな味をつけたことで、登場した時の非人間的なヒロインが人間臭くなりかわいさも出てきて、この後悲劇の方向になるヒロインに観客が共感を持つようになるのではと思えてきたのであった。

 でも、大きな笑い声が出るくらいになるのは違うと思ったので、NさんとGさんが演じてくれた感じと、オイラのイメージするものをどううまく融合させるかは、オイラの課題である。

 それとオイラが昨日のやっているシーンだけに見てしまい、全体的に見てこのシーンをどう作るかというのを忘れてしまうという失敗をしたので、また戯曲を読み直さなければと反省をするのであった。

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