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2021年05月06日07:48

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賭博師の娘

『賭博師の娘(La hija del engaño)』メヒコ1951年、ルイス・ブニュエル監督、Fernando Soler、Alicia Caro、Fernando Soto、Rubén Rojo、Lily Aclemar、ロベルト・マイヤー、ら。
奇才ブニュエルもハッピーエンド作品を複数残していますが この作品もそういった一つです。ドン・キンティン(Fernando Soler)の出張合間に男を連れ込む嫁María(Lily Aclemar)、ドン・キンティンの出張は急遽取り止めとなり帰宅すると修羅場に。二人の間には生まれたばかりの娘Martha(Alicia Caro)がいて、追い詰められた嫁María(Lily Aclemar)が「あんたの子じゃないんだよ!」と口走り、逆上したドン・キンティンが娘Martha(Alicia Caro)を郊外の見知らぬ家の前に放置。但し養育費は支給していると窺えるのが救いでした。以降、人を信じる事を止めたドン・キンティン、再三の謝罪も受け入れられずに病に伏す元嫁María(Lily Aclemar)の死際「本当は貴方の子だったのよ、、」との告白を聞き、20年ぶりに娘Martha(Alicia Caro)を迎えに上がるが、丁度そのタイミングで娘Martha(Alicia Caro)はDV義父の元から駆け落ちをし会えず終い、更に荒ぶるドン・キンティン、果たして父と娘の再会となり、、という落ち。実の子か否か、産みの親より育ての親か、、とういう切り口、どの時代でもテーマになり得ます。脇役のAngelito(Fernando Soto)とJonrón(Nacho Contla)の取り巻き二人がボケを噛まし続けて刺激的でした。Fernando Solerらが降り立ったPuebla駅が印象的でした。因みに昨日の5月5日はプエブラ戦勝記念日(1862年 La Batalla de Puebla)、当時最強といわれた仏軍に墨軍が勝利した戦勝記念日でした。一度訪れたPuebla、戦勝記念塔の下で物売りの子供から複数の買い物をした事を思い出しました。
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