悪い予感

『悪い予感(Mala espina)』スペイン2001年制作、Belén Macías監督、アドリアナ・ウガルテ、ら。
夏休みに家族でドライブ旅行、少女Sara(アドリアナ・ウガルテ)のひと夏。スペインのどの辺りなのか、アンダルシア地方なのか、麦畑？が広がっていた様で。ハエン県という情報もありますが。あのアドリアナ・ウガルテがデビュー、十代の演技を初めて観ました。大人への、特に母親への反抗心を剥き出しにした不安定な思春期をよく演じていました。家族にまたがる背景を充分には理解出来ないままの鑑賞でしたが、エレナは実の母親だったのか否か。間に挟まれた父ラモンの困った表情に同情。悪戯な弟を追い掛け馬乗りになって嗜めたり、不貞腐れて家庭のお手伝いに消極的だったり、親戚集まる夕食で水を差したり、家出を覚悟したのに母親に制止され危険な鍬を母親の顔目掛けて投げ付けたり、、、ただの母娘関係ではない余韻を残して一家は都会？マドリード？へ戻ります。まだあどけないアドリアナ・ウガルテ、見応えありでした。NHKテレビドラマ『情熱のシーラ(El tiempo entre costuras)』の主役シーラ・キローガ役で日本でも人気を博したアドリアナ・ウガルテ、2015年10月の来日時には、スペイン大使館と新宿バルト9の二ヵ所で"御一緒"させて頂く幸運に与りました。新宿バルト9で空席だった私の隣に座られた時はドキドキしてしまいましたねえ。改めてプロフィールをチェックすると、ルイス・ブニュエルの協力者であったエドゥアルド・ウガルテの孫、作家カルロス・アルニーチェスの曾孫だった、とか。