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2020年12月22日06:43

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野戦軍楽隊

『野戰軍樂隊』NFAJにて。1944年公開、マキノ正博監督、李香蘭、佐分利信、上原謙、佐野周二、槇芙佐子、小杉勇、ら。
赴任したばかりの駐屯地で
直田大佐(小杉勇)から三ヶ月間で軍楽隊結成の命を受けた園田少尉(佐分利信)が、音大出の菅上等兵(上原謙)や元大工の佐久間上等兵(佐野周二)らの尻を叩きながら野戦軍楽隊を何とか形にしていく、という戦時下における娯楽作品。李香蘭は終盤に登場する現地人娘役で人気曲「天涯歌女」を披露、出番少ないものの、エンディングだけでこれだけ輝けるとは流石です。本作を最後に満映を退社した、との事。『武士の娘/新しき土』であれだけ目立っていた小杉勇なのに、その後の作品では何故か影薄いと思ってしまうのは私だけでしょうか? 本作品における佐野周二の我が儘は単なる愛嬌を通り越して度が過ぎた駄々を捏ねる子供の様、軍隊でなくとも頭を引っ叩いてやりたいと思ったのは私だけでしょうか? 佐分利信がクラリネットをワン・フレーズ吹いて現地の赤ん坊を寝かしつけ「これが音楽の力だ。強いばかりが日本軍人じゃないだろう」と言ったりするシーン、上原謙や佐野周二と違ってリーダーシップを取れる男として説得力がありました。オープニングで日本兵が地元の子供達に「日の丸の旗」を教えていたり、軍楽隊による「日本陸軍」が演奏されるシーンには複雑な感情を覚えながらも、娯楽として味わいました。軍楽隊の歴史も調べて見るといろいろと興味深いものです。本作品、製作は満映ではなく戦時情報局と記されていましたが、実質的には松竹映画ですね。最後は「アジア人同士、力を合わせて、、、」とマイク越しに絶叫主張する熱い女性は槇芙佐子が担っていました。そういえば、槇芙佐子って、10月に鑑賞した『暖流(吉村公三郎監督1939年公開)』で、高峰三枝子に熱い視線を送る外科医師を演じた徳大寺伸の恋人役看護婦を演じた槇芙佐子でしたが、その徳大寺伸に弄ばれた挙げ句に捨てられた役の槇芙佐子、端役で置いておくには勿体無い程に光っていた記憶があります。
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