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2020年12月11日07:40

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新しき土 126分尺

『新しき土(ドイツ版126分尺)Die neue Erde』国立映画アーカイブにて。日独合作1937年公開、アーノルド・ファンク&伊丹万作監督、原節子、小杉勇、早川雪洲、ルート・エヴェラー、市川春代、高木永二、英百合子、ら。
日本で出回っている『新しき土』日本語字幕付き87分版については これ迄3〜4回鑑賞したのですが、ドイツ版126分を初めて観ました。ドイツ語部分の字幕なし台詞も特に苦にはなりませんでした。87分版との差を意識する、という明確な事前目的がありました。岸富美子さんの恩師とも言える編集者Alice Ludwig、撮影者リヒャルト・アングスト、音楽担当の山田耕筰、そして伊丹万作や原節子の名前を白字手書きのキャスティング紹介で目にした時はドキドキしてしまいました。私の理解では、プロローグの部分、山岳捉え場面、噴火シーン、の複数で87分版を越える表現があったと理解しています。他場面でもあったのだと推測しますが、その細かい部分を明確に書き残す事は出来ないでいますが。改めて、着物姿で山岳ロケをこなし切った原節子の若さと体力、精神力、この作品出演にかける執念を感じ取りました。これまで様々な講演や書物で、あの山岳ロケにおける原節子の頑張りを認識していた為か、あの装いで頂上を目指す原節子の奮闘と大迫力、神々しい美しさに目頭が熱くなりました。国立映画アーカイブによるチラシ解説では「猛威を振るう自然に独り対峙する原節子の女優としてのスケールの大きさを示している」と表現されていますが、充二分に納得出来ます。こうなると、伊丹万作が主導した曰く付きの『新しき土、日英版』という存在が益々気になり続けます。さて、国内外で様々に評価される本作品、一鑑賞者として、敢えて無責任な注文を許して貰えるなら、次の三点を伝えたいです。仝鏡畛劼蕕竜重な台詞が所々で聞こえにく、勿体無いです。◆峙瑛嵯擦気(小杉勇)が帰国するのよ!」と、はしゃぎ続ける、あどけない着物姿の原節子がフィルム早回しされていますが、早回しされる必要性がまだ理解出来ない。早回しされずにはしゃぐ原節子も見たいのです。K州原野に見立てたラストシーンは茨城県でのロケ、という話は有名ですが、広大な荒野を本当に強調するのなら、日本国内でも他のロケ地はなかったのでしょうか? ところで、市川春代の存在も気になりつつ、高木永二が神戸出身で調布市で没したという経歴も興味引いています。また、何より、編集者のAlice Ludwigが、本作品制作中に、何処でどうしていたのか、関連記録が、何処かに残っていないのかどうか、改めて探してみたいと思います。
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