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2020年11月09日07:33

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ポスト満州

『ポスト満州 映画論日中映画往還』四方田犬彦ら著、人文書院2010年発行。
映画史とかの学科をラインアップしている大学では映画研究やシンポジウムが盛んですね。新型コロナ蔓延さえなければ今年は様々なイベントが行われたはずですが何とも残念です。さて、有名な『白毛女』はその内にYoutube鑑賞しようと思っていますが、岸富美子さんが安芙梅という名前で編集した『内蒙春光(1950)』という作品はお蔵入りし→『内モンゴル人民の勝利』という作品にされてしまっ、と。まあこんな圧力は数え切れない程に行われていますね。朝鮮戦争で撮影環境を失った北朝鮮映画人達を受け入れた東北電影で、岸富美子さんは次の北朝鮮映画三本の編集を担当した、と。 惷薪擇鮗蕕訖諭 1952』→日本で豊田四郎監督の助監督を長らくしていたユンリョンギュ(尹龍○)という監督作品。◆愃討啻粟へ 1952』『偵察兵 1953』。三人の子供を抱えながら引き揚げて来た岸富美子さん達は、「赤い国から帰国した」との偏見に加え、日本の映画界五社協定により中国からの帰国者に門戸が開かれなかった、但し、内田吐夢監督は別格だったらしく。引き揚げ後に初めてありつけた仕事は『蟹工船』だったと。岸富美子さんについての文章以外でも、常に厳しい観点で分析を試み続ける四方田犬彦は、「何でもメロドラマ化」しようする傾向の日本人のありがちを反目していました。ところで、藤原正彦の父親が新田次郎だった、と改めて認識しました。
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