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2020年08月05日07:45

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小さな牛

『小さな牛(La Vaquilla)』
スペイン1985年、Luis García Berlanga監督。
スペイン内戦中、反乱軍に占拠された町から共和党側兵士が牛を盗もうとするお話。ストーリーも把握せずにタイトルに興味持っただけで字幕なしのオンライン上映を観たので、充分な咀嚼が出来ていません。戦争中でも闘牛は行われていたのでしょうか? それでも、戦争における人間行動の悲しさをコメディを交えて捉えていたように思います。どの国の国民でもアイデンティティなる存在を探し、中途半端に浮遊しているアイデンティティの確立を目指してもがいて来たし、現在ももがいている、のだと思います。無理矢理にも理屈を覆い被せたりして。「前向きに生きる」とは、往々にして何かに妥協し、目を瞑りながら生活する、そうしないと精神が持たない、からである事が多いのだと思います。命を断たれた一頭の子牛が屍となりながらもクリッとした眼の視線が何かを追い続けるかのようなエンディングに背中が寒くなりました。さて、スペイン映画って、少くとも私がこれまで鑑賞した範囲で言うと、大半が何らかの形でスペイン内戦(1936年7月17日〜1939年4月1日)を作品の何処かに内包させています。学生の頃によく読んだ五木寛之による大衆小説の数々にもスペイン内戦が紹介されていますし、私自身が旅行ながら三回行った際にも大なり小なり何らかの形でスペイン内戦について思い出される機会にぶつかりました。それに最近伝わって来たフアン・カルロス1世の不祥事ニュースもスペイン内戦から目を逸らす事は出来ません。
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