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2020年07月27日22:38

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征服

『征服(Conquest)』米国1937年公開、ポーランド作家ヴァツワフ・ガシオロフスキ「ヴァレフスカ夫人」原作、クラレンス・ブラウン監督、グレタ・ガルボ、シャルル・ボワイエ、ら。
ポーランドへ侵攻したナポレオン・ボナパルト(シャルル・ボワイエ)と、ポーランド伯爵夫人マリア・ヴァレフスカ(グレタ・ガルボ)の恋物語。1807年の東ポーランド、貴族の豪邸がロシアンコサックに荒らされていたところにフランス軍が解放に来た、との報。四倍近く?歳上の夫と実兄に囲まれるガルボは期待通りの美貌を引っ提げながら堂々の登場です。ナポレオンとガルボの会話が理知的で魅力あります。「愛国心は与えられたのか? それとも自分で掴んだのか?」。ワルシャワのポニアトフスキ宮殿では、「プロニエで貴女を連れ去るべきでした」。「ルール違反では?」→「ルールは後から付いて来ます」。「ポーランドを滅亡から救う為に来たのです」。東プロシアのフィンケンスタイン城に舞台は移り、元夫と弟にも去られたガルボは、1809年7月のパリへ、ナポレオンの母への説得を試み、ウィーンのシェーンブルーン宮殿へ。欧州連合の大義を掲げ続けるナポレオンの時代先取り過ぎには驚きますが、結局はイタリアのエルバ島へ島流し。起死回生を狙ったワォーテルローの戦いで破れ、フランスのロシュフォール港から英国に引き渡される落日のナポレオンを見送るガルボの姿が素敵過ぎました。時代経過の展開が早く、ナポレオンの人生を追うには不充分ですが、そんなのは二の次であり、あくまでガルボの台詞と表情をたっぷりと追えただけで満足でした。ガルボ作品を観る毎に益々ガルボが好きになります。一応、当時の歴史をネット検索しておくと。。ナポレオンの全盛期、破竹の勢いのままポーランドに侵攻し、プロイセン・ロシア連合軍を破った後の1807年7月にティルジット条約が結ばれ、プロイセンは約半分の領土を失い多額の賠償金を課せられた、と。プロイセンの旧領にはヴェストファーレン王国が建国され(ナポレオンの弟ジェローム・ボナパルトが国王)、分割されたポーランドをワルシャワ公国として復活させた、と。ロシアはイギリスに敵対する大陸封鎖令に参加し、スウェーデンにも封鎖令を強要することでフィンランドの獲得が容認された結果、1809年に第2次ロシア・スウェーデン戦争が起き、スウェーデンは敗北、フィンランドはロシアの属国へ。この頃がナポレオンの絶頂期で、イギリスを除く全ヨーロッパを支配した、と。。。やっぱ、これくらい知ってから鑑賞したいとは思い直しましたが。
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