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2020年05月25日08:00

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花嫁の父

『花嫁の父(Father of the Bride)』米国1950年製作・公開、ヴィンセント・ミネリ監督、エリザベス・テイラー、スペンサー・トレイシー、ジョーン・ベネット、ら。
リズの父親で弁護士役であるスペンサー・トレイシーが自分の家を謙遜して「こんなShackに!」というシーンだったと思いますが、「shack」って小屋、ボロ家、って意味だったんですね。Radio Shackという起業名なんかは何気なく聞いていましたが。リズは歳を取っても太ってもそれぞれに鑑賞のしがいがありますが、中でも二十歳前の彼女は特別な存在のような気がします。当時18歳の嫁入り直前のリズを、父親(スペンサー・トレイシー)は"童話の姫のように美しい"と評していますが、この父親でなくともリズのような娘はまだまだ手元に置いておきたい、という気にさせられます。気苦労だった結婚式と披露宴を何とか乗り越えた父親がようやく心の平穏を取り戻して、妻(ジョーン・ベネット)と二人踊り始めるエンディング、大きな節目を終えた戦後米国の裕福なWASP中流社会夫婦をこれでもか、という程に見せつけられました。既に鑑賞済みの『可愛い配当(1951年)』は本作品の続編だとか。
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