前の日記
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地下鉄に乗って新宿三丁目で降りる。地下通路はコロナ以前のように人が多い。
中村屋のカレーは好きで、以前はよく食べ来たが、この日目指すは3階にある美術館。ひっそりとしている。
この小さな美術館ができてすぐのころ、一度行っている。2015年1月のこと。
日記↓(我ながら面白い日記なので、よかったらどうぞ!)
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中村屋創設者相馬愛蔵と妻黒光(こっこう)は、若く才能ある芸術家を生活面においても支援、育てた人。萩原守衛はじめ中村彝、会津八一、松井須磨子などがこの「中村屋サロン」に集ったという。
そして今その遺志を受け継ぎ、中村屋は「中村屋サロン アーティストリレー」という形で新しい芸術家に発表の場を提供している。
折り紙作家布施知子さんからバトンを渡されたのが、廃材でいきものを作る現代美術家の富田菜摘さん。
富田菜摘さんの作品は、2017年8月10日Bunkamuraへ「ベルギー奇想の系譜」をみに行った時に偶然ギャラリーで見た。調理器具などの金属廃材は懐かしい「昭和もの」が多くて、それをこんなふうに使うのかと、そのアイディアにびっくりした記憶がある。
いつかまた見たいものだと思っていたら、2017年に同じ展覧会を見たマイミクさんが忘れずにいて、今回の展示もちゃんと見に行ってた。完全見逃すところだったから、教えてもらってありがたい。
会場は写真撮影可。私たち以外はひと組の親子のみ。子供もとても楽しそうだった。いや、だって、これは本当に楽しいですもん。
https://www.nakamuraya.co.jp/museum/exhibitions/
「中村屋サロン アーティストリレー」は、2018年より始めた作家の紹介でつなぐ展覧会です。
第4回は、前回展示作家の折り紙作家 布施知子さんからバトンを渡された、現代美術家の富田菜摘さんです。本展では、廃材を使用して作った動物たちを展示します。 まるで命を持っているようにキラキラと輝いている動物たちは、見る人を笑顔にするでしょう。
アルバム作りました。
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その中から、ご紹介。
出迎えてくれたのはひときわ大きな馬の作品。
中村屋創業者の相馬夫妻にちなんで馬にしたそうだ。そしてこの馬を形作るものはほとんどが中村屋で使われていたもの。
カレールーを入れる容器は内臓に。
泡立て器は業務用ならではの大きさ。
カメレオンの目は、ウニの骨なんだそう。
背ビレやトサカ、ああ、これなんの部品だっけ?と当てるのも楽しい。
空き缶の塗装もそのままなので、中のティーバッグやクッキーを思い出す。
羊の瞳孔ってなぜか横長。それを鈴で。
レリーフも素敵。
孔雀の羽に使われているスプーンは重厚感がある。でも蚊取り線香入れとの取り合わせに笑う。
ギターのサウンドホールはカンガルーの袋。強靭な尻尾も。
形だけでなく色も見せどころのひとつ
ヤモリは全部で16匹いるとのこと。
5月29日まで
カレーを食べに行ったら是非、楽しいです。
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