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2020年07月30日18:56

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7/29 エルメス&THE GINZA&ポーラ、銀座のギャラリー


しゃべらない、食べない、触らない、なら感染は防げるのか。もしそれで防げないなら防ぎようがないよね。家に引きこもる?でも夫は毎日通勤、しかも今度の土日も出勤だ。短くなった1学期の間にすることは沢山らしい。

国会招集して法改正、エピセンターを徹底的に検査してコロナ 叩いてよ。アベノマスク第2弾配る?って吐き気がするほど馬鹿でずれまくっている政府、別の次元にいる人たちだと思わなければ、理解不能でこっちがおかしくなる。

迷ったが、出かけた。
しゃべらない、食べない、触らない。アートは必要。



サンドラ・シンド展 コズミック・ガーデン@銀座メゾンエルメスフォーラム

https://www.hermes.com/jp/ja/story/maison-ginza/forum/200211/

エルメス財団では、ブラジル・サンパウロを拠点に制作を続けるアーティスト、サンドラ・シントによる「コズミック・ガーデン」展を開催いたします。1968年、ブラジルに生まれたシントは、星や結晶、波などをモチーフとして用いたドローイングを主に、空間と関わり合いを持つインスタレーションを数多く手がけてきました。日本では、豊田市美術館(2008年)や、青森公立大学国際芸術センター青森での滞在制作(2015年)に参加したほか、アメリカ、ブラジル、スペインを中心とする各国で個展、シアトル美術館が運営するオリンピック彫刻公園の壁画作品などパブリックアートも制作しています。また、パートナーであるアルバーノ・アフォンソと共に「アトリエ・フィダルガ」を主宰し、ブラジル国内外にて展覧会やレジデンシーなどの芸術交流も積極的に行っています。
シントにとってドローイングとは、人々の体験や記憶、夢を共有するひとつの内省的な言語でありながら、時間と向かい合うひとつの重要な方法でもあり、瞑想や休息をも意味します。白や銀の細い線から描き出されるのは、荒れ狂う海、暴風雨や天空といった、人間の力の及ばない崇高さと結びつく光景ですが、ここでシントが問いかけるのは、自然の力による破壊や暴力そのものではなく、カタストロフや混沌といった状況に直面した時、私たち人間が感情と向き合う時間です。
本展では、宇宙を象徴的に表す青のグラデーションを用いながら、生命の流動や宇宙の時空を抽象的に重ね合わせたインスタレーション制作を行います。これらは、シントと親交のある何人かのアーティストたちとの共同作業によって行われますが、数日間にわたる作画は、ドローイングの反復的なリズムや波動が互いの瞑想の中で繋がりあい、空間へと共鳴してゆく特徴を生み出します。


検温、消毒して店内に入ることなく直通のエレベーターで8階へ。そこはもう別世界だった。

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入場すると左手は水色の昼の世界、右手は紺碧の夜の世界。エルメスビルの壁は分厚いガラススタイルでできていて、そこから入る外光が、蒼い巨大なパネルに柔らかに当たって、壮大な癒しの空間を作っていた。
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白いペンで赴くままに描かれただろう線を目で追っていくと、自身もふわっと浮き上がり、空を飛び、ブランコに揺られ、水面にたゆたい、水中深く潜っていく錯覚に囚われる。

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夜の世界は絨毯敷きで、星の上をふわふわと歩く。
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コロナがなければ、ソファに身を沈めたり、床にねころんだりできたのだろう。少し残念だが、見上げ、眺め見渡すだけでも、宇宙と地球(森や海)と母の胎内を自由に行き来する感覚を味わえた。
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かすかに聞こえる鳥のさえずりの音楽も素敵。

しばらくの時間、この空間を独り占め。やがてカップルが入ってきたので譲ることとする。ソーシャルディスタンスは十分保てるが、ふたりの世界邪魔するほど無粋ではないのよ。

7月31日まで。
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きっと時間帯によって見え方が違うはず。おすすめです。



エルメスビルの隙間から見た東急プラザ。ああ、華やかし銀座。
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一旦外に出て、

次目指すは、THE GINZA。資生堂のビル。
 

山本基×土屋仁応 幻想の銀河@THE GINZA SPACE


https://www.company.theginza.co.jp/space/exhibition/
山本は塩を用いて迷路のような、あるいは波の引いた後のような文様を床一面に展開するインスタレーション作家です。山本の制作のベースとなるのは強い追憶の気持ち。時とともに薄れていく思い出を留めるために、文様を描いています。
一方の土屋は麒麟やユニコーンのような想像上の動物、あるいは鹿などの実在する動物をモチーフとする木彫作家です。詩的で幻想的な作品が世界中のファンを魅了しています。
制作スタイルは全く異なるものの、詩情溢れる作風が通じ合う二人が、このたび初のコラボレーションを試みました。山本が描く星雲のように渦を巻く塩の文様の中に、土屋の彫る鹿がひっそりと佇みます。展覧会タイトル「幻想の銀河」は、砂漠の中を駱駝のキャラバン隊が旅するように、架空の星雲の中を鹿の群れが歩んでいく様子をイメージして名付けました。土屋としては初めてとなる天体の作品も登場します。
夜空に春の大三角が輝くこの時期に、銀座の地下に現われる「幻想の銀河」をご堪能ください。



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地下2階まで螺旋階段を降りていくが、そこもまた素敵な空間。こんな写真を撮ってみた。


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検温と消毒。

土屋仁応氏は、以前木彫現代作家が奏でる「木々との対話」展@都美で深く印象になった作家さん。



https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1955839393&owner_id=2083345



山本基氏は初見だが、HPを見るなり魅了された。お二人のコラボなんてすごい!会場に入るなり目に飛び込んできた世界は、まるで宇宙、それとも湖(うみ)、幻想の平原?!
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コズミック・ガーデンの余韻にいまだ浸っていたので、続きのような錯覚すら覚える。静謐で、神聖で、しかも力強い幻想的な世界。


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決して広くないスペースだが、設置の階段をのぼると俯瞰して眺めることができ、また違った奥行きが生まれている。
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塩を敷いた床は実は鏡になっていて、上を見上げれば天井にも強大な鏡、そう、部屋全体が合わせ鏡になっていて無限な世界が広がっているのだ。
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少し離れたところにいる牡鹿はこの世界のリーダーなのだろうか、まさに「神鹿」、土屋氏の動物は清らかな目をしている。

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観覧者は私以外には一人の女性のみ。エルメスに引き続き、癒しと瞑想の時間に浸れた。


1階ショップにも展示があるというので伺ったら、土屋氏の作品はなんとうぶな子猫!かわいい〜〜

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山本氏の2作品もメイクコーナーを生かした美しい展示。

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おまけに超高級化粧品サンプルをいただけますよ。
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こちらもお勧め。8月23日まで。

延長になりました。

みんなでマスクフォト

最後はポーラ。こちらの展示はネットで事前予約制。時間まで間があったので、銀座松屋に行ってみる。
4月に開催予定だったミッフィー展をやっているのよね。
ビルがミッフィー
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チケットは持っているのだが、こちらも事前予約制でローソンで発券しなければならない。見る予定はなかったので、屋上ガーデンで一休み。後日予約を取って見にいくか、迷い中。
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デパート自体は密ではなかった。



TAKAHIRO MATSUO INTENSITY@ポーラミュ〜ジアムアネックス


https://www.po-holdings.co.jp/m-annex/exhibition/index.html
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松尾高弘は映像、照明、オブジェクト、テクノロジー、インタラクションによる光のインスタレーションを制作しています。その作品は映像やライティングを主として、プログラミングやシステムをも自ら手がけるなど、アナログからデジタルを横断する独自のクリエイションが特徴であり、身体や感覚に訴えかけるエモーショナルな空間インスタレーションを得意としています。2009年ミラノサローネでのCANON『NEOREAL』では国際的に話題となり、2018年にもミラノサローネにてKAWAI(河合楽器製作所)「Crystal Rain」を手がけるなど、近年は数多くのラグジュアリーブランドとのタイアップによる光のアートワークを手掛け続けています。ポーラ ミュージアム アネックスでは2011年の「LIGHT EMOTION」以来、9年ぶりの展覧会となります。
本展では、光や現象による「INTENSITY(=強度)」をコンセプトに、光のエネルギーやコントラストを力強く知覚体験できる作品3点を展示します。新作の「SPECTRA」は世界初の技術を使った光と水のインスタレーションで、太陽光の放射角を持つ特殊な光が水を透過して反射することにより、閃光のような眩い光を放ちます。暗い空間に現れる光の群は、キラキラと輝きながらも、儚く静かで、しかし確実にその輝きのエネルギーは鑑賞者の心に響き、内に秘めた自らの強さを目覚めさせてくれるような作品です。

観覧者は1回に5〜10名くらいか、時間にきたのは私含めて3人。名前を確認し、検温、消毒。
中は暗くて3つの部屋に分かれていた。

気流や炎の流れのような[Phenomenon]と星のようなオブジェ[FLARE]と驟雨のような[SPECTRA]の3つの展示とインスタレーション。
[Phenomenon]フォト

[FLARE]フォト

とくに新作[SPECTRA]は、最初噴水でもこのようなのはあるかもね、と思いながら見ていたが、よくよく見るとその光はものすごく繊細で眩く、美しくて、ずっと眺めてしまった。
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9月6日まで。




期せずして、3展覧会とも、全く違うアプローチながら、癒し、心の浄化を与えてくれる素敵な展覧会で、けばけばした心を砥の粉でそっと研いですべすべになった感じでした。

アルバムはこちら
https://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=500000107110464&owner_id=2083345
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