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2020年07月25日21:45

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7/24 千葉市美術館へ


これが第2波なのか、公式な発表はないけれど、東京のコロナ感染者数がえらいことになっていて、ステイホームと言われなくても自粛せねばと思う。
東京もんが都外の千葉に行ったらそれこそ顰蹙なのだが、3企画全てが夏休み子供ターゲットでもあるので、混まないうち予定通りに早めに行っておきたいと出かけました。
本当は千葉在住のお友達とご一緒したかったが、夫と二人でどこにもよらず、こそこそっと美術館往復のみで濃厚接触者ゼロを目指しました。
ちなみに先週受けたコロナ抗体検査。結果は陰性、まだ無傷であります。残念だったような、ほっとしたような(笑)



ルートは、乗り入れ都営新宿線馬喰横山で乗り換え、JR馬喰町から総武線快速で千葉。ひたすら長く乗らねばならぬが、車内も乗り換え駅も日頃から閑散としています。横浜方面へ行くよりかずっと楽。

以前行った時は大工事の千葉駅でしたが、今はピカピカに完成。密を避け駅ビル利用は避けるが、ターミナル駅といえどもやはりそこは千葉、程々の人の出で、新宿、渋谷、池袋の人混みは世界レベルでも異常なこと、県内の人が東京を恐れるのはなるほどなぁと思いました。


バスに乗って美術館へ。
モノレールをみると千葉に来た!と感じます。フォト

途中猫にも出会えて嬉しい。


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千葉市美術館は7月11日に拡張リニューアルオープン。たしかここもコロナの影響で展示に大幅変更がありましたね。

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区役所と切り離されてビル全体がまるごと美術館となった。もともと美術館として2フロアあったところ(7階、8階)を企画展に使い、5階を常設展示室にした。4階には図書館とアトリエがあり、子供アトリエでは「つくりかけラボ」を開催。

1階にはカフェとミュージアムショップができ、さや堂ホールでも「びじゅチューン」が開催されているし、1日遊べそう。

富士山が真っ正面に見える11階のレストランがまだオープンしていなかったので、1階カフェの手作りパンを昼食とする。さや堂ホールのベンチでも食べていいとのことなので、歴史建造物の中で早めランチ。
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さや堂ホールというのは、もともとここには、昭和2年に建てられたネオ・ルネサンス様式の銀行があったため、その歴史的建造物をそっくり覆う「鞘堂方式」で建てられたビルだから。1階から3階までが元銀行のビルで、1階をホールとして開放してあるわけ。


立派な銀行の内装が素敵。
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4階から眺めるとビルをビルが覆ったのがわかって面白い。
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今回の目的はもちろん拡張リニューアル・オープン記念(開館25周年記念)の「帰ってきた!どうぶつ大行進」

所蔵品1万点の中から、江戸時代の絵画・版画を中心に、室町から昭和までの動物モチーフの作品を230点公開というから、その量だけでもう倒れそう…この日記では書ききれないので、改めて書きますね。

Coming Soon



ここでは、さや堂ホール「なりきり美術館」と「コレクション名品展2020」、つくりかけラボ「遠藤幹子おはなしこうえん」をご紹介。




びじゅチューン×ちばしび「なりきり美術館」@さや堂ホール
https://www.ccma-net.jp/learn/events/other/narikiri-museum/
千葉市美術館(ちばしび)に、NHK Eテレ「びじゅチューン!」の世界がやってくる!同時開催の常設展「千葉市美術館コレクション名品選2020」にちなみ、「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」や「見返り美人図」など、「びじゅチューン!」で歌になったびじゅつ作品の映像を使った体験展示を行います。
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Eテレ「びじゅチューン」を知らなかったのですが、映像コーナーでいくつかを見られます。
「見返り美人」は見返ってグルグル回るのが人に役に立ってる、「富嶽三十六景・神奈川沖波裏」は波が富士山に恋して気を引こうとしている、「名所江戸百景・おおはしあたけの夕立」は雨雲と人々とが仲良くなる、という奇想天外な設定でヘンテコ歌のアニメーション。しりあがり寿系といえるかな。くせになりそう、毎週水曜19:50放映だそうだ。
それをさや堂ホールでは「体験」できる仕組み。おもしろい。


波の気持ちになってジャンプしたのに、小波(涙)
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波も年寄りは勢いがないのよ…

こちらは見返り美人の気持ちになってポーズを決める(笑


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コレクション名品展2020@5階展示室
https://www.ccma-net.jp/exhibitions/permanent/collection-2020/
千葉市美術館のコレクションは、3つの収集方針「千葉市を中心とした房総ゆかりの作品」、「近世から近代の日本絵画と版画」、「1945年以降の現代美術」に沿って収集されています。
この展示室では、約10,000点のコレクションの中から、それぞれの収集方針を代表する作品を順次ご紹介しています。約1ヶ月おき(現代美術は約3ヶ月おき)を目安に展示替えを行い、コレクションのハイライトをご覧いただきます。バラエティに富んだ千葉市美術館のコレクションをご堪能ください。


菱川師宣の見返りではないが、美人の立ち姿図は美しく、磯田湖龍斎、喜多川歌麿、鳥文斎英之、勝川春草、歌川豊国そして板美で釘付けになった蹄斎北馬の肉筆美人画にうっとり、一流浮世絵師の肉筆画は本当に美しい。

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それに続いての大正昭和の近代浮世絵の木版画にもうっとりでした。渡邊木版の下で情緒豊かな新しい木版画が生まれた時代、そうそう、外国人版画家もいたよね。

フリッツ・カペラリ《雨中の女(塀外)》フォト

エリザベス・キース《藍と白》フォト
北斎の神奈川沖浪裏も描き込まれているところが憎い。

千葉市美は、山村耕花の所蔵も多くて嬉しい
。
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橋口五葉《髪梳ける女》
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死の前年の作品。清楚な中に色香が。
鳥居言人《朝寝髪》はさらに色っぽくて、当時は発禁となったそうだ。写真撮影不可だったのはそのせいではないと思うが。


第3展示室は草間弥生ワールド。フォト
ボートとダイニングセットにたくさんの水玉突起。ううう、くらくらするぅ〜〜そしてこれが企画展券でみられるなんてすごい!






つくりかけラボ01 遠藤幹子おはなしこうえん@4階子どもアトリエ


https://www.ccma-net.jp/exhibitions/lab/mikiko-endo-story-park/
つくりかけラボは、「五感でたのしむ」・「素材にふれる」・「コミュニケーションがはじまる」いずれかのテーマに沿った公開制作やワークショップを通して、訪れた人々と関わりながら空間を作り上げていく、この夏、千葉市美術館で新しく始まる参加・体験型のアーティストプロジェクトです。いつでも誰でも、空間が変化し続けるクリエイティブな「つくりかけ」を楽しみ、アートに関わることができる表現の場です。
初回は、人のあそび心やイマジネーション、創造力を育むデザインの現場で活躍する遠藤幹子を迎えます。私たちの暮らすまち千葉に伝わる民話「羽衣伝説」を出発点として、来場者とともに物語の世界をつくり、遊びながら育てていきます。「おはなしこうえん」の舞台となる会場には、虚・実ふたつがパラレルに存在する空間が演出され、バーチャルな体験とフィジカルな体験が融合する場がつくり出されます。会期中、身近な素材やツールを活用した数々のプログラムを通して、物語の世界が少しずつふくらんでいきます。「おはなしこうえん」の場と物語がどのように変化していくのか、それは、このプロジェクトに様々なかたちで関わる皆さんしだいです。

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頭の硬いおばさんにはすぐに理解できなかったのですが、誰もが参加できるアートらしい。しかもオンラインでも!コロナの時代に合わせたのか、予定していたのがたまたま合ったのか。

今の期間は新聞紙で蓮の花を作るということらしく、子供たちが新聞紙でせっせと作っていました。
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アトリエ内はその作った蓮の花がだいぶ飾られていたのだけれど、これからどんな展開になるのか。
もし近くなら、2週間に1度くらい訪れて見てみたいもの。
ちなみに、アトリエに入れるのは1グループずつ1回10分以内となっていました。これはコロナ後の対策ですね。密になって、わ〜っと盛り上がった方が楽しい企画なのに残念。いつかそうできますように。



アルバムに他の写真も載せています。
https://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=500000107098357&owner_id=2083345


エレベーターの扉
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エレベーター内の床

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美術館内滞在時間4時間強、流石に疲れて今日はヘロヘロ。
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