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2020年07月03日23:37
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7/3 内藤コレクション展�供｜羸い�らルネサンスの写本 祈りと絵＆常設展＠国立西洋美術館 6
６月美術館再開の知らせの中で最も嬉しかったのが、開幕もせずに閉幕してしまった「ロンドンナショナルギャラリー展」だった。
次の巡回地大阪には見に行かれないだろうと完全諦めていて、何パターンもあるチラシの1枚だけを残して全部捨ててしまった。行かなかった美術展のチラシは取っておかない主義だからだ。1枚残しておいたのは未練。
会期を変えて、事前予約方式にしての再開は本当に嬉しく、逃してなるものかと、予約開始日時にネット接続、即申し込んだ（マスクもよくそうやったな。マスクの場合はいつも買い損ねたけれど・笑）
7月3日13時〜13時半入場
さて、同時開催「新館 版画素描展示室」の「内藤コレクション展�驚羸い�らルネサンスの写本」が素晴らしいとマイミクさんから聞いていた。
折しも、コロナ禍自粛真っ最中の時「日曜美術館」で放映していたのが「世界で一番美しい本 ベリー侯のいとも豪華なる時祷(とう)書」
↓
https:/
あまりの美しさにため息した番組で、「時祷書」という美術品としてのジャンルも（恥ずかしながら）この時に知った次第。実物を見たなら、さぞとろけるであろう…
もちろん展示されるのは、これではないが、そもそも日本に、馴染み薄き中世写本コレクションがまとまってあることが奇跡のように素晴らしいことだ。
展示室でいただいたリーフレット内藤裕史氏の「コレクションへの道のり」にざっと目を通したが、コレクターの崇高な精神があればこそこうやって私のような凡人が暫し夢見心地になれるのだなぁと感謝。 あ、この気持ちは、昨年の「松方コレクション展」で、コレクターのご苦労を学んだ時から持っています。すべての物事の裏方に思いを馳せて感謝していきたいと思う。
12時過ぎに西洋美術館に到着したので、LNG展に入る前に常設展を先に見る。版画素描室に到達したところで、時間切れとなったので、戻りLNG展へ。予約時間ちょうどに行くと入り口が混むと聞いていたので、15分に入場したら第１室をゆったりと見られた。うかうかしていいたら、13時半予約の人たちが押し寄せてきたけれど（笑）
約2時間、LNG展を堪能した後、内藤コレクションと常設展後半を見る。
常設展は当日であれば何度でも入場できる。体力、集中力さえあれば1日いたいところだが。
LNG展感想記は後日改めて書きますので、暫しお待ちを。
今日も眼振があってふらついていたので、キャプションの文字が全く読めず。なので、写本リーフの知識を得ることができず、紹介できません。勉強不足残念。それでも眺めているだけで、時間を忘れるような素晴らしさ。
書かれているのは、紙でなく獣（主に羊）の皮。なめした質感も誠に趣がる。
インクだと思うが、よくよく見ると色数は多くない。青、赤、緑、白、金、、、、なのにこのように鮮やかで華やかなのは、画面いっぱいに配色絶妙に描き込まれているためだろうか。
金彩の盛り上がりも分厚いし、騙し絵風な描き方も面白い。
頭文字を大きく装飾するレタリングもおしゃれだ。
そういえば、日本でも紺紙金泥の写経もあるし、料紙を凝らした和歌集もある。宗達と光悦のコラボ絵巻も素晴らしい。 やはり古今東西、手に取るものに贅を尽くし趣を凝らそうといういうのは同じ。ましてやそれが祈りの書となれば力の入り方も違うのだろう。眼福。 8月23日まで
アルバムはこちら
https:/
常設展では新所蔵品のみを撮ってきました。
そして驚きの事実！
あの「松方コレクション展」で披露されたマネの《嵐の海》
その時の日記を一部抜粋します
https:/
「この作品も乾板に写っていた。ナチから逃れるため、松方から依頼を受けた日置が作品疎開をした時に疎開費用として売却した20点のうちの一つで、2013年にミュンヘンで発見された。今はベルン美術館にある。嵐の前の二艘の船が松方コレクション自体の運命を示唆しているようにも見える。マティスやボナールの大半は経営破綻時に売却されたまま行方知れずという。第８章の展示室では、ちょっと涙がこぼれそうになった。」
それが、あの展覧会を機にまた松方コレクションとなったんだ！大感激。
次の巡回地大阪には見に行かれないだろうと完全諦めていて、何パターンもあるチラシの1枚だけを残して全部捨ててしまった。行かなかった美術展のチラシは取っておかない主義だからだ。1枚残しておいたのは未練。
会期を変えて、事前予約方式にしての再開は本当に嬉しく、逃してなるものかと、予約開始日時にネット接続、即申し込んだ（マスクもよくそうやったな。マスクの場合はいつも買い損ねたけれど・笑）
7月3日13時〜13時半入場
さて、同時開催「新館 版画素描展示室」の「内藤コレクション展�驚羸い�らルネサンスの写本」が素晴らしいとマイミクさんから聞いていた。
折しも、コロナ禍自粛真っ最中の時「日曜美術館」で放映していたのが「世界で一番美しい本 ベリー侯のいとも豪華なる時祷(とう)書」
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あまりの美しさにため息した番組で、「時祷書」という美術品としてのジャンルも（恥ずかしながら）この時に知った次第。実物を見たなら、さぞとろけるであろう…
もちろん展示されるのは、これではないが、そもそも日本に、馴染み薄き中世写本コレクションがまとまってあることが奇跡のように素晴らしいことだ。
展示室でいただいたリーフレット内藤裕史氏の「コレクションへの道のり」にざっと目を通したが、コレクターの崇高な精神があればこそこうやって私のような凡人が暫し夢見心地になれるのだなぁと感謝。 あ、この気持ちは、昨年の「松方コレクション展」で、コレクターのご苦労を学んだ時から持っています。すべての物事の裏方に思いを馳せて感謝していきたいと思う。
12時過ぎに西洋美術館に到着したので、LNG展に入る前に常設展を先に見る。版画素描室に到達したところで、時間切れとなったので、戻りLNG展へ。予約時間ちょうどに行くと入り口が混むと聞いていたので、15分に入場したら第１室をゆったりと見られた。うかうかしていいたら、13時半予約の人たちが押し寄せてきたけれど（笑）
約2時間、LNG展を堪能した後、内藤コレクションと常設展後半を見る。
常設展は当日であれば何度でも入場できる。体力、集中力さえあれば1日いたいところだが。
LNG展感想記は後日改めて書きますので、暫しお待ちを。
今日も眼振があってふらついていたので、キャプションの文字が全く読めず。なので、写本リーフの知識を得ることができず、紹介できません。勉強不足残念。それでも眺めているだけで、時間を忘れるような素晴らしさ。
書かれているのは、紙でなく獣（主に羊）の皮。なめした質感も誠に趣がる。
インクだと思うが、よくよく見ると色数は多くない。青、赤、緑、白、金、、、、なのにこのように鮮やかで華やかなのは、画面いっぱいに配色絶妙に描き込まれているためだろうか。
金彩の盛り上がりも分厚いし、騙し絵風な描き方も面白い。
頭文字を大きく装飾するレタリングもおしゃれだ。
そういえば、日本でも紺紙金泥の写経もあるし、料紙を凝らした和歌集もある。宗達と光悦のコラボ絵巻も素晴らしい。 やはり古今東西、手に取るものに贅を尽くし趣を凝らそうといういうのは同じ。ましてやそれが祈りの書となれば力の入り方も違うのだろう。眼福。 8月23日まで
アルバムはこちら
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常設展では新所蔵品のみを撮ってきました。
そして驚きの事実！
あの「松方コレクション展」で披露されたマネの《嵐の海》
その時の日記を一部抜粋します
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「この作品も乾板に写っていた。ナチから逃れるため、松方から依頼を受けた日置が作品疎開をした時に疎開費用として売却した20点のうちの一つで、2013年にミュンヘンで発見された。今はベルン美術館にある。嵐の前の二艘の船が松方コレクション自体の運命を示唆しているようにも見える。マティスやボナールの大半は経営破綻時に売却されたまま行方知れずという。第８章の展示室では、ちょっと涙がこぼれそうになった。」
それが、あの展覧会を機にまた松方コレクションとなったんだ！大感激。
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