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mixiユーザー(id:2083345)

2019年04月17日17:45

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4/16 ラリック・エレガンス 宝飾とガラスのモダニティ@練馬区立美術館

ルネ・ラリックというとアール・デコ、日本でアール・デコといえば旧朝香宮邸の庭園美術館。ついこの間行ったばかりだ。
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エントランスのガラス壁と大きな香水塔は何度となく眺めては皇族の邸宅にため息をついた。
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そのルネ・ラリック展が練馬市美術館で開催。なんで練馬?と不思議に思ったが、展示品全てがユニマットコレクションで、各地を巡回している。ユニマットといえば、オフィスコーヒーサービスを思い出すと同時に、大好きだった今はなき青山ユニマット美術館を思い出す。
開館中(2006年年4月〜2009年3月)mixi日記だけでも5回展覧会日記を書いているから頻繁に訪れていた(「ユニマット」で検索すると出ます)。所蔵品はエコール・ド・パリの画家を中心に逸品揃いだったから突然の閉館はかなりショックだった。当時展覧会は絵画中心だったので、こんなに豊富にラリックのコレクションがあったなんて知らなかったが、さくら☆さんの日記でさらに衝撃的事実を知る。
このラリックコレクション、元々はユニマットが経営する箱根芦ノ湖美術館で展示していたらしいが、2006年に閉館、ユニマット美術館開館に合わせて東京青山に移行したらしい。箱根芦ノ湖美術館はいつ開館したか知らないが、だいたい5年ほど運営していたようで、3年運営の青山と合わせると通算8年の開館となるが、これだけの文化的財産を数年単位で振り回すのは、いくら私企業であってこちらが口を出すいわれもないとはいえ、悲しいことだ。まとまってこそ価値あるコレクションの場合もあるのだから、その時々の経営状態に影響されることなく、国の文化財産であるとの認識を持って蒐集、保管、展示してほしいものだと思う。ユニマットの所蔵品、これからどうなるのだろう…

…と、前置きが長くなった。
コレクションはというと、初期の頃のアール・ヌーヴォージュエリーから、1940年代のガラス工芸まで満遍なく網羅、種類も宝飾、花瓶、香水瓶、化粧道具、アクセサリー、照明、置物、置き時計、文具、テーブルウエア、果てはカーマスコットまで、一点ものから量産製品まで豊富。体系的に時系列で見たのは初めてだったので、ラリックを知るのに格好の展覧会だった。
ジュエリーなどの小さく精緻なものがカラスケースの奥に入って見づらかったり、オパルセントの輝きが照明でいまひとつだったのは区立美術館だから仕方がない。何と言っても入館料が800円、汐留や六本木あたりの美術館だったらその倍前後はするはず。しかもとても空いているので、単眼鏡持参でじっくり見るにもいい。満足の展覧会でした。オススメですよ!
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https://neribun.or.jp/event/detail_m.cgi?id=201810241540347937
その洗練された造形から、日本でも多くのファンをもつジュエリー作家・ガラス工芸家のルネ・ラリック(1860−1945)を紹介します。
本展では、様々な事業を展開しているユニマットグループが所蔵するラリック・コレクションより、19世紀末から20世紀初頭の貴重なジュエリーをはじめ、晩年までのガラス作品を展観します。
ラリックは当初、アール・ヌーヴォーの宝飾デザイナーとして活躍しました。彼の生み出したジュエリーは大変な人気を集め、とりわけ1900年のパリ万国博覧会で大きく注目されました。20世紀に入り、香水瓶のデザインと製造を足掛かりに、ガラス工芸家としての道を歩みはじめます。現在も続く、ラリック社の設立もこの頃のことです。
1925年のパリで開催された現代装飾美術産業美術国際博覧会では、自社パヴィリオンを出展し、まさにアール・デコを牽引する存在として世界中にその名を轟かせました。日本との関係も深く、1932年に旧皇族の朝香宮邸(現・東京都庭園美術館)のガラス製レリーフ扉やシャンデリアなどを手掛けています。
宝飾とガラスのフィールドにおいて、アール・ヌーヴォーとアール・デコという2つの様式を生み出したラリックの優雅な作品世界をお楽しみください。

汽◆璽襦Ε漫璽凜ーの宝飾
 1−1ジュエリー
 1−2ドローイング
 1−3ジェリー、テストピース
競◆璽襦Ε妊海離ラス
 2−1初期
 2−2オパルセント
 2−3アール・デコ博覧会
 2−4ラリックが生み出したデコのガラス
 2−5化粧道具、香水瓶、アクセサリー
 2−6照明、置物、置き時計
 2−7文具
 2−8テーブルウエア
 2−9カーマスコット
 2−10晩年


ペンダント/ブローチ《女性像とチュベローズ》フォト

ペンダント/ブローチ《ケシの女》フォト

ブローチ《羽のあるニンフ》フォト

そちら方面に疎い私は、ラリックはアール・デコのガラスと思い込んでいたが、初期はアール・ヌーヴォーで、ガラスはガレ、宝飾はラリックと言われたそうだ。ラリックの宝飾は、宝石自体ではなく、造形表現に重きを置いていて、陶胎七宝の技術は見事。

ガラス工芸に移行したのは、コティが香水瓶の大量注文をしてくれたおかげで宝石に比べて単価が低いガラスでも採算がとれるようになったから。1912年以降。ガレやドームの色ガラス、アールヌーヴォーに対して、透明ガラスを好んで用いてエッジのたったアール・デコ様式を確立。

デカンタ瓶《シレーヌとカエル》
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瓶の首の根元にカエルの顔。口から流れる水。

香水瓶《アンブル・アンティーク》フォト
サチネというつや消し技法や古色をつけるパチネ技法で、優美なアンティークのよう。形は角ばっているけれど、レリーフは曲線が美しい。

何と言っても、オパルセントというオパールのような色の色ガラスが素晴らしかった。厚い部分は白く、薄い部分は透明になり、光の当たり具合で青、白、橙を帯びる。レリーフの女神の肉体や衣が美しくふっくらと浮かび上がって素敵。うっとり
平鉢《カプリソ》フォト
もし一つもらえるなら、断然これが欲しい。オパルセント、ガラスマジックだ。

花瓶《2羽のキジバト》フォト
アップでフォト

立像《シュザンヌ》フォト
ジュディ・オングか。

そうかと思えば、いかにもアール・デコといった作品も。凹凸が大きく、すごい重量感とダイナミックさ。
花瓶《つむじ風》フォト
なぜか、光琳の《風神雷神図屏風》を思い出してしまった。そのイメージだ。

ラリックは女性像(女神?)も多いが、鳥が一番気にいる。
花瓶《ベルクール》フォト
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直線的なシルエットの花瓶に4羽の猛禽。首脳会談のよう。

花瓶《威嚇する2羽の雀》フォト
威嚇しあうように見えなくてかわいい。

ネックレス《頭を上げた雀》
小指第一関節くらいの大きさのこんな↓雀が28個も連なるネックレス。かわいいったらない。
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香水瓶《二つのアネモネ》フォト
鏡台の上に無造作に置いてあってもかわいい香水瓶。化粧瓶や蓋物をシリーズで揃えても素敵だ。もっとも洗面所で数分で化粧を終わらせてしまう私には無縁かも。

大型常夜灯《日本のリンゴの木》フォト 
日本のリンゴとはボケのことらしい。華やかだ。もちろん、アール・ヌーヴォー、アール・デコは多分にジャポニズムの影響を受けている。朝香宮邸プロジェクトに参加した時には、テーブルウエアに《ニッポン》《トウキョウ》のタイトルをつけていた。

テーブルセンターピース《火の鳥》フォト
ラリックはいち早く電気を取り入れたらしい。乾電池も採用していたそうだ。
台座に照明を仕込んでおくと、レリーフが浮かび上がる仕組み。

小型置時計《セキセイインコ》フォト
インコは縁起物で、しかも夫婦仲が良いというので、結婚祝いによく使われるとのこと。画像は見つからなかったが、時計の周りを飛んでいるツバメの時計の方が好き。ただし、少し文字盤が見辛かった(笑)

グラスセット《ティオンヴィル(左)、タン(右)》フォト
黒いさくらんぼがアクセントのモダンなグラスセットがいいか、エナメル金彩の葡萄の図が上品なグラスセットがいいか、どちらにしようか。値段はともかくも、この辺りだと現実味が増してくる(笑)

中央に兎や狐がいる灰皿や猫のペーパーウエイトもあって楽しい。
最後は、愛車の鼻先につけるカーマスコット。カラーフィルターと電気を仕込んで赤、青、黄に輝くようになっているとか。文字通り鼻持ちならなくて、壊されたりしそう。
カーマスコット《勝利の女神》フォト

晩年の作品は、上に向かって開いた漏斗型の花瓶が特徴。2階展示室の最後にグッズコーナーができていたのは初めて見た。

4月21日まで

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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年07月16日 05:49
    チラシ見て迷ってるうちに、終わってしまった展示ふらふらたらーっ(汗)練馬区立時々え?!っというのしてますね。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年07月16日 07:00
    > mixiユーザー 
    練馬美術館ってチェックしておかないと見落としますよね。
    次は坂本繁二郎、なかなかやらない画家なので見にいきたいなぁ。

mixiユーザー

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