職場では和気あいあいって感じやったんやけど、ちょっと引っ掛かることがあった。
それは、同僚の一人に、クソ滑る男がいることだった。
俺がとりあえず最年少ってことになるし、文字通り新参者なんだけど、昔にありがりがちな「俺がいじって面白くしてるんだ」ってオーラを放っていた。
俺はこの時、こういう状況が前にもあったな、と感じた。また俺の偏見が入るが、男兄弟の長男(特に二人兄弟)らしいのである、その人は。そして今まで、僕はこの手のタイプと気があった試しがなかった。
一人っ子は言うまでもなかった。変なタイミングでヨイショするので、だんだんボロが出て、周りから相手にされなくなっていくのだろう。
まあ、そいつが周りから相手されてないとかは、どうでもいい。
俺は仕事以外で、その人と喋りたくはなかった。そして、俺の上司は、はっきり言って気分屋過ぎる。「遊びじゃねーんだよ!メリハリつけろ
」と激励されるが、「自分もふざけてやってるやろが」と言いたくなるときがあった。
今の会社は小規模だけれど、社長と奥さんが人事だったから、彼らが僕を気に入ってくれて、採用になった。
世の中には好き嫌いが激しいっ人がいるのかもしれないが、僕は「好き」か「興味がない」の二つしかなかった。前に、雨上がり
決死隊の蛍原さんが宮迫氏にいっていたが、闇営業の際に「悪いけど、俺はお前に一ミリも興味ないわ」と言っていたが、僕もまさにその気分だった。ほんまに仕事以外、喋ることはないのである。
前述の社長さんは、「俺はカトーと喋るのが一日の楽しみやねん!」とまで言ってくれた。俺はこの人の手前、色々と堪えてるところがあった。
僕は色々な人を思い浮かべて、しんどいことを乗り越えることが大事だと思った。それは、ここの社長さんかもしれないし、あるいは別の人かもしれない。
働きだして一ヶ月になるけど、早くも色々とだるくなりそうだった。
俺は今までの経験から、人間関係に悩みと、一晩中そればかり考えることがあった。言い方を変えれば、そこが僕の一番の「ストレスポイント」だった。
楽しくやろうとしているところに、意味わからんヤツが入ってきて台無しにするパターンだった。
そういう時は俺は完全に「石」になった。それでハブられるなら、そんな程度の関係なのだろう。
まあ気分屋の人も、すべり野郎も、今は我慢するとしよう。
長期修業して欲しい、と言われるが、今の仕事したかったかって聞かれたら、正直自信がない。強いて言えば、人事(社長&奥さん)と気があったというぐらいだった。
他の同僚は、ほんま社長さんと話そうとしないが、反対に僕の場合はめっちゃよく話す。その人は煙草も吸えば、ビール、パチンコ、果てはギャンブル大好き(今はやってないが)と、僕と趣味は似てもにつかないが、やっぱり僕は、この人と「親友」のようにいたいと思っていた。還暦を過ぎてはいるのだが。
俺は十代後半とか二十代とか、ろくでもないやつらに目をつけられた反面、めちゃくちゃ称賛されたこともあった。「まぶたの裏にいることで〜」と3月9日ではないが、しんどいときは、絶対「大切な人」を思い出して、乗り越えることにしようと思った。
しかし、蛍原さんのさっきのセリフじゃないけど、何でどうでいいヤツほど絡んくるんだろうか。仕事は仕事やねん。どんなきついことでも頑張るわ
ただ、人間関係だけは、「俺の領域に入らないでくれ」思うようになった。
今のとことご縁が続けば、やっぱり社長さんとも関係が続くのだろうが、この人との関係を考えていこうと思った。
続く
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