カーテンの無い小窓からはちょうど、函館競馬場のパイロットタワーが見える。
南に面した窓のカーテンを開けると、そこには津軽海峡の海が望める。
2面の窓に共通して言えるのは、今朝の函館が良く晴れているということで、早くも外は相当明るくなっている。
思えば日本の朝は、北海道の最東端にもっとも早く日が昇り、沖縄の与那国島にもっとも遅く日が昇る。
函館は横浜よりも東にあるので、日の出は横浜よりも早い。
しかも季節的にはほぼ夏至なので、よけいに朝が早いのだ。
一度お手洗いへ行くため5時前に起きたときは濃い霧に包まれていたものだが、お陰さまで今日はいい天気になりそうだ。
土日だけを利用した弾丸旅行なので、午後には早くもこの地を後にしなければならないが・・・。
いま私たち夫婦は、函館・湯の川温泉にある「HAKODATE海峡(うみ)の風」というホテルに滞在中である。
モダンな造りの部屋は66平方メートルもあり、ほとんど我が家と同じぐらいの専有面積を誇る。
そこに2人でいるのだから、ゆとりをもって過ごすことが出来ている。
その模様はまた横浜に帰ってからお伝えするとして、昨日は予定通り東北・北海道新幹線に乗って函館へやって来た。
「♪はるばる来たぜ函館へ〜」という北島三郎の歌もあるが、令和の今は東京から新函館北斗駅までわずかに4時間弱。
乗り換えなしで来たこともあって、まるで広島へ帰省するかのような気軽さであった。
新幹線に乗りなれていない配偶者のぐでちゃんは退屈しないかな?と心配したが、景色が変化に富んでいたのとそのスピード感、それに持ってきたマンガ本を読むのに時間を費やしたせいか、乗り飽きた様子はあまりみられなかった。
ただし、車内販売が一切ないという誤算だけは堪えたようで、函館駅に着くなり「ラッキーピエロ」という地元の名物ハンバーガーショップでチャイニーズチキンバーガーを食べて空腹を満たすほどだった。
今日はこの後、地元の海の幸をふんだんに使った朝食を食べ、函館観光に興じる予定である。
ただし、緊急事態宣言が出されている関係で、五稜郭タワーや金森倉庫などは休業中。
入れるところを選びながらの観光となりそうだ。
夜景で有名な函館ロープウェイも休業中だった。
まあ、こういうご時世なのだから仕方ない。
出来る範囲で楽しんできたいと考えている今朝の私であった
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