天皇誕生日の祝日が過ぎ、再び朝を平日の朝を迎えた。
水曜日なので在宅勤務・・・と、いつもであればなるところだったが、今日に限ってはちょっと違う。
異動前としては最後になるかも知れない、出張があるのだ。
今回の行き先は、山口県である。
緊急事態宣言が10都府県に発令される前までは、毎月定期的に訪れていた。
だが今回は、同じ山口県でもいつもの山口市内の訪問先ではなく、宇部市となっている。
しかも、いつもの2人ではなく単独行となる。
未知の世界での仕事となるわけだ。
もっとも「初物」にはけっこう慣れているつもりだ。
過去にはさんざん、ガチンコでさまざまな出張の仕事をこなしてきたからである。
今までの経験を活かし、今回の日帰り出張も頑張ってきたいと思う!
さて、昨日は広島での生活に悔いを残さないようにしようと考え、広島市から30分ほどの距離にある港町、呉に行って来た。
戦前・戦中は海軍とともに発展し、戦後もそのことを売りにした観光が盛んだ。
広島に観光に来る人は、セットでここも訪れる人が少なくないようである。
もっとも、大和ミュージアムやてつのくじら館など、メインどころの施設は訪れていない。
普通の呉観光に飽きてしまった人向けの玄人コースを辿ることにした。
まずは二河(にこう)川沿いに建つ「鶴岡一人記念球場」だ。
南海ホークスで選手・監督として活躍したこの選手は、呉の出身であると初めて知った。
わざわざ訪れる人は少ないだろうと考え、等身大の銅像の前で写真を撮って来た。
お次は、両城というところにある「両城の200階段」である。
戦中に呉の人口が増大し、急斜面に造成した関係で作られた急階段だ。
階段の左右に、狭い敷地に造成された家が立ち並んでおり、今でも生活道路として使われている様子がうかがえた。
一番上まで上り詰めると、頑張ったご褒美として見渡せるのが瀬戸内海の海と呉の市街地。
天気も良かったので、大いに心地よい眺望を楽しむことが出来たのだった。
その後、呉名物の海軍カレーを賞味。
帰りは、ただ電車で帰るのも面白くないと考え、広島港までフェリーに乗って船旅を楽しみつつ帰宅の途に就いたのだった。
こういう身近にある場所が、間もなく遠い存在となる。
引越しの前に、出来るだけやりたいことをやっておきたいと考えている今日の私であった
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