今日は朝から暑い!
すでに部屋の気温は29℃に達しているのだ。
この時間からこの調子なのだから、先が思いやられる(^^;
とはいえ、休日だからといってガンガン外に出るのもどうかな?と思う。
そんなわけで、今のところ家の窓という窓を全開にしてしのいでいるが・・・。
去年の夏に活躍してくれた、ミニ扇風機をこのあと引っ張り出してこようかな?と考えているところだ。
さて昨日は、予告した通り広島県福山市にある「福山自動車時計博物館」に行ってきた。
能宗(のうそう)孝さんという地元の有力者が開いた私立博物館で、貴重なクラシックカーが多数展示してある。
そして、昔の時計がたくさん並べられている。
そこまでは事前の情報として把握していた。
だが、この博物館はそれに留まらなかったのである。
石油コンロや木馬、ピアノや仏像、果ては蝋人形に至るまで、能宗さんのコレクションが多岐にわたって所狭しと並べられていたのだ!
この人、只者ではないな!と思わせるに十分だった。
そして、展示方針についても博物館の常識を覆すものだったから2度びっくり!3度びっくり!である。
入館の際、係員の方からこんなことを言われたのである。
なんと「コロナ対策のため、残念ながら今は乗ることはできませんが、触っていただくことは構いません。写真も自由に撮っていただいて構いません」と言うのだ!
いやいや、ここにあるのは二度と再生できないような貴重なものばかりなのだ。
それを触って良いというだけでもこっちが恐縮してしまうほどなのだが、コロナが無かったら乗っても良いというのか!
係の人が間違えて言ったのかな?とさえ思ってしまったが、頂いたパンフレットを見ると、それがこの博物館の理念そのものであることが分かった。
なにしろコンセプトとして「乗れ、見れ、触れ、写真撮れ」と書かれていたのだ!
五感で展示物から何かを学び取ってほしい、という館長の思いが伝わってきて一気に親しみが湧いた次第である。
なぜこんなに太っ腹なのか?という理由を探し求めたところ、またしても館長の思いと背景にたどり着いた。
ここに展示されているクラシックカーやコレクションは、ほとんどが一回は不要物として捨てられる運命のものだったのだ。
それを修理して、物によっては公道を走れるようにまでメンテナンスしているのだ。
その修理やメンテナンスを行っているのが、何を隠そう能宗さん本人。
だからこそ、「触ったり乗ったりして壊れたら、また修理すればいい」と思えるのだろう。
休憩スペースに置かれていた著書も無料で読ませてもらったが、この人、福山の商店街を行政からの補助金なしで復活させたすごい人のようだ。
俄然、この能宗さんという人に興味を持ったことは言うまでもない。
というわけで、明日以降の日記で、この博物館の様子をレポートしたいと考えている今日の私であった
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