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2020年02月11日11:25

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長く留めておきたい

本日は祝日ということで、快晴の空にもかかわらずずっと家でのんびりさせてもらっている。
思えば、1日完全フリーな休日を過ごすのは久しぶりだ!

マラソン練習も積み重ねてきたが、今週の日曜日が本番とあってはこれ以上練習すると疲労が抜けきらない恐れがある。
身体を休めるためにも、本日は家で大人しくするのが一番である。

ここのところの休日の過ごし方のひとつとなっていた「トワイライトエクスプレス瑞風」の見送り活動も、今頃列車が山陰地方を大阪方面に進んでいるとあってはさすがに追跡のしようがない。

今週末は雨がちになるという予報も数日前に見たので、いい天気の今日ぐらいどこかへ出かけてもいいのだが・・・。
この後の身の振り方は、また明日以降の日記に書いていくこととしたい。

さて、今朝のニュースを見て驚いたが、南海ホークスなどで選手として活躍し、さらにヤクルトスワローズや阪神タイガースなどで監督を務められた野村克也さんが亡くなったとのこと。
まだまだ元気かと思いきや、いきなりの訃報に驚いてしまった。

私は、残念ながら現役時代の活躍ぶりを知らない。
背番号19も、楽天の監督時代にしか見ていない。

だからこそ、ID野球に代表される、監督としての手腕が強烈に印象に残っている。
なにしろ、あの弱かったヤクルトスワローズを、3度も日本一に押し上げたのだ!

阪神タイガースや楽天イーグルスの監督時代は優勝こそできなかったものの、野村監督の時代に育てた選手が後に活躍していずれも優勝を果たしている。
それも、若手選手だけでなく「野村再生工場」の異名を取ったほど、かつて活躍したベテランをもう一度輝かせる能力もすごかった。

巨人とは距離を取りながらの野球人生だったが、常に巨人の強さ・恐さには敬意を忘れていなかったように思う。
強いものは強いと率直に認め、その中で強み・弱みを分析して勝機を見出していく。

そういう地道で謙虚な姿勢が、素晴らしい成績につながったのだと思う。
そのような生き方に心から敬意を表するとともに、哀悼の意を表したい。

実際に野村克也氏に会ったことがあるか?というと、実は一度だけある。
当時グッドウィルドームと呼ばれていた、西武ドームへプロ野球の試合を観に行った帰りのことだ。

当時南浦和に住んでおり、暇だったのでどこでもいいから野球を観に行こう!と思い立ってどちらのファンでもないライオンズvイーグルスの試合を内野席で観戦したのである。
その帰り、3塁側の出口から出て西武球場駅へ向かっていると、バックスクリーン裏手に人だかりが出来ているのに気が付いた。

何だろう?と思って近づいてみると、1台のタクシーが止まっている。
周りの人の話を聞いていると、どうやらそれに野村監督が乗車するのだという。

ナイターとはいえ終電を心配するほどの時間ではなかったことから、そのまま人だかりの中に混じって待機。
するとやがて、球場のドアが開いて本人が現れたのだった。

ファンは監督に拍手を送り、声を掛ける。
ほとんどは激励の声だったと記憶している。

そんな中を悠然と歩き、タクシーに乗り込む姿が今でも忘れられない。
出来たばかりの楽天球団を率いる大変さは並大抵でなかったことだろうが、私も判官びいきでエールを送ったものだ。

あれから10数年たった今日、まさかこんなに早く他界の報に接するとは思ってもみなあった。
監督としての記憶だけでも、私の中で長く留めておきたいと思った本日の私であったほっとした顔
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