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2020年01月27日08:12

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50作目を劇場で・・・

今日は関東では雪が降るという。
西日本にあるこちら広島はそこまで冷えていないのだが、道路は早くも濡れておりあれた天気になるらしい。

時代が時代なら、これも雪として降ってきたことだろう。
いずれにしても、本日は傘をさして行かなければならないのが煩わしそうだ。

もっとも、天気が悪くなるのが平日でまだ良かったかな?と思う。
昨日はまずまずの天気であり、絶好のお出かけ日和だったのである。

特に予定の入っていない日曜日ということで、とある映画を観に広島の市街中心部にある「八丁座」という劇場に行ってきた。
おもに邦画を上映する映画館で、福屋という地元のデパートの中に入っている。

座席がソファーのようで、ゆったり座りながら映画を観られることが何よりの特長だ。
これで料金は1,800円なのだから、他館に比べてお徳といえるだろう。

何を観たのか?というと、「男はつらいよ おかえり寅さん」であった。
節目となる50作目の作品で、昨年12月末に公開されたおなじみの映画である。

渥美清さんが鬼籍に入ってから24年。
亡くなってから追悼記念番組などで映画を本格的に観始め、その魅力を存分に味わってきた。

つまり、生前には劇場で寅さんを観たことは一度もなかった。
亡くなってから作られた特別編、第49作が公開されたとき劇場に足を運んで、わずかにそのよすがを偲んだのみである。

今回の50作目が公開されたことも当然情報として掴んでおり、観に行こうと考えていた。
とはいえ、配偶者のぐでちゃんの趣味趣向と合わないだろうし、マラソン練習などもあってなかなか観に行くタイミングが合わない。

そして1ヶ月余り経った昨日、ようやく観ることが出来たという次第。
寅さんの甥っ子である満男くんをはじめとしたくるまやのみなさんが、ことあるごとにフラッシュバックさせる寅さんの言動や思い出。

それは柴又の皆さんだけでなく、寅さんファン自身の記憶でもある。
それらを掘り起こされて、懐かしさがこみ上げてきた。

弱者に対する情に厚かった寅さん。
テレビサイズではなく、劇場のスクリーンにおいてその姿を拝むのはおそらくこれが最後だろう。

観終わって、寂しさと温かさが入り混じったような、なんとも言えない気持ちになった。
これだけ気持ちを揺さぶってくれたのだから、観に行った価値は大いにあったと思う。

私の世代にはなかなか理解されないであろうことは、劇場にいた客層がほとんど年配だったことからも分かる。
それでも、いい映画を観られて幸せだなと感じた昨日の私であったほっとした顔
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