復旧・復興を願う旅

昨日から旅に出ている。
このような台風被害が出ているときになんと不謹慎な！という声も聞こえてきそうだが、不幸中の幸いで中国地方は無事だったのである。

この三連休での帰省が出来なくなってしまったことを受け、それならばかねてから温めていた旅行プランを実行しておこうと考えたのだ。
甚大かつ深刻な被害が出たことは、あらゆるメディアを通じて知っている。

ただ、だからといて日本中が何ごとも自粛していたら、日本全体の景気が停滞してしまう。
そう考えて、旅に出たという次第。

私には、いくつかそういう旅行計画のストックがある。
そのなかで、出雲で宿泊するプランを選択したのだった。

10月は、別名を神無月という。
この月は、日本中の神様が出雲に集まるとされているから神無月（かんなづき）というらしい。

そんな事情から、出雲の国では10月のことを神在月（かみありづき）というそうだ。
台風19号で被災された皆さんの一刻も早い復旧・復興を願いたいと思ったが、あいにく全国の神社で祀っている神様はそこにはいない。

ならば「直談判」ではないが、直接神様の元へ行って祈願するのが良いだろう！と考えた次第。
というわけで今わたしは、出雲市駅近くにあるホテルの部屋にいる。

夕べ出雲大社を訪れ、復旧・復興を祈願してきたという次第。
この神社を訪れたのは1999年以来なので、じつに20年ぶりのことだ。

縁結びの神様ということで知られているが、今後台風の被災者とも、義援金などを通じて縁を結びたいと考えている。
結婚の縁だけでなく、こういう縁も結んでくれると信じている。

ついでに、私たち夫婦の妊活についても、子どもとの縁に恵まれるよう祈願してきた。
夜遅くだったので、参拝したのは終始私一人。

きっと八百万の神が願いを聞いてくれたことだろう。
というわけで、これから広島へ戻る。

もちろんただ戻るだけでなく、鉄分補給をしながら帰るつもりだ。
被災された方々が、普段の生活を取り戻せる日が一日も早く訪れることを願っている今朝の私であった