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2018年11月15日22:41

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第2回ミステリー作家トークショー&サイン会in伊万里/伊万里市民図書館 2018.11.10

ブログ版:https://ameblo.jp/ppw1127/entry-12419307725.html(写真多めです)



11月10日は佐賀県伊万里市の伊万里市民図書館まで、第2回 ミステリー作家トークショー&サイン会へ行ってきました。

久し振りにミステリのイベントに参加しました。

今回は竹本健治先生企画の第2弾、綾辻行人、有栖川有栖、法月綸太郎という大作家がはるばると佐賀に集合!
去年の佐賀学は、当選したのに仕事でキャンセルしたので、念願叶いました。

冒頭で竹本先生が「コンセプトとしては、ミステリ作家同士の日常の会話を見せたい」と話すと、綾辻さんが「リアルウロボロス(シリーズ)ですね(笑)」と。

4作家さんのそれぞれの出会い、法月先生は京大ミス研時代、お招きした竹本先生や綾辻先生を新幹線の降り場までお迎えに行ったとか。
竹本、綾辻、法月のミス研繋がりに対し、同時代の関西ミステリ界隈にいた有栖川先生とは、デビュー後に会われたり、講談社の伝説の編集者、故・宇山秀雄さんの食事会で会われたとか。

あと、想い出話に我孫子武丸先生がいっぱい登場して「我孫子の話ばっかりだ」「我孫子が大好きなんだね(笑)」みたいな話に。

ミステリ作家ならではのお話で、スマホ等の通信機器の発達、特にサザエさん方式(by綾辻先生)でシリーズ探偵の歳をとらせない有栖川先生は悩まれたり「アガサ・クリスティみたいに、先にシリーズ最後の話を書いて死後公開しても『有栖川、iPhoneなんて書いてるよ!」となる(笑)とか、防犯カメラ!「容疑者4人いて、1人でも写ってたらアウト(笑)」とか(笑)

また、法月先生、有栖川作品を「警察を出しながら、名探偵も出した本格ミステリを書かれている」と絶賛!
有栖川先生「いやいや、法月警視がいるじゃん(笑)」「綸太郎と法月警視の家での親子の会話、ホールドラマからそれをされている」と。
その流れで、法月先生「クイーンファンなら、『警察官の父親なら警視でしょ』なんだけど、最近はそこが辛い。『機捜』で『機動捜査隊』が分かったり、最近は刑事ドラマや警察小説で、読者が作家より、警察官に詳しくなってる(笑)」

……テレ朝刑事ドラマファンとして爆笑しました(笑)

法月先生「小説家は本を出すことで人生経験します。それまで、自分や周りの人間しか読んでなかった事から、大勢の人に読んでもらい、その反応を何らかの形で受け取り、作家もまた成長する」

綾辻先生「おっ、名言!」

という名言も!

竹本先生の名探偵・的場智久から「天才」を描く話の時に、綾辻さんの館シリーズの建築家・中村青司について「天才とは一度も書いたことはない、奇矯な人です」と言われていたのが心に残りました。

トークショーは1時からスタートし、2時に綾辻先生、竹本先生のタバコ休憩(笑)お二人とも、サイン会でもタバコ休憩されてました。
綾辻先生「3分くらい」と言われて、綾辻先生が戻ってきたのは、本当に2時3分でした(笑)

綾辻「もし竹本さんが死体になってたら、第一容疑者は僕ですね(会場爆笑)。(法月、有栖川には)完璧なアリバイがあるし。でも、本当は違う……というのは面白いなと思って」

竹本先生「一本書けるね」

有栖川先生「即興で一本書いてもらいましょうか」

綾辻先生「……」

が本日のハイライト(笑)

綾辻先生「もし、竹本さんが死体で発見」の部分で、竹本先生が戻ってこられて大爆笑。

サイン会。

2年ぶりにお会いした綾辻先生に、「深泥丘奇談・続々」の梅田の紀伊国屋書店でのサイン会で機龍のポスカをプレゼントした話や、うりたけ(綾辻先生のフォークデュオ)の京都・祇園のpick upに行った話を。
梅田では、シン・ゴジラのパンフを献上(既にお持ちで、後に手塚昌明監督へ献上)した話や「奇面館の殺人」の福岡サイン会で大トリを務めた時の話も覚えていていただけて光栄!
ツイッターのアカウント聞かれて「ああ、◯◯さんね。アカウントで分かった」と(笑)

法月先生とは、4年前に会長をされていた頃に本格ミステリ大賞の公開開票式や、トークショーに行ったお話や、サインを貰った「頼子のために」と前後の作品は高校の頃、旧版の講談社文庫版で読んだお話など。喜んでいただけて!

そして、最大のハイライト。

実は行きの、福岡天神バスセンターで伊万里行きのバス乗り場で、有栖川先生ご夫妻と遭遇したのです!
8年前の大阪在住時、大魔神カノンのオールナイトイベント後に、同じように東京駅の八重洲口で鮎川哲也賞の授賞式で上京された有栖川先生ご夫妻とお会いして、

「前に東京駅でお会いしましたよね?よくお会いしますね」(笑)

と(笑)

サイン会では、「乗りテツ(鉄道ミステリエッセイも出されてます)で知られる有栖川先生とバスで一緒になるとは思いませんでした」「バスの方が乗り換えが良くて」選ばれたそうです(笑)

実際、会場のすぐ近くに停まりました。

大阪在住時以来の有栖川先生サイン会。綾辻先生のサイン会でお会いした事は2度あったのですが、なかなか有栖川先生のイベント行けずに残念に思ってました。

「次は大阪のサイン会に行きます!」とお約束。

あと「鍵の掛かった男」が最高でした!と去り際にギリギリで言えました(笑)

ちなみに、有栖川先生はこの日の佐賀の宿泊で47都道府県の宿泊を全て制覇されたそうです!


主催者から、4大作家先生の似顔絵入りのブックカバーも記念にいただきました。

作家先生方のコーナーや古本市(ハチワンダイバーあったけど、どなたが提供されたんだろう笑)等、久しぶりのミステリイベント、本当に楽しかったです!

同時開催の古本市、作家提供のコーナーでは、この日綾辻先生がサインと落款を入れられた講談社文庫・旧版の「迷路館の殺人」を購入。十角館、人形館?もあったけど、瞬く間に売れて、大好きな迷路館が残ったので、お迎えしました!

来年も参加出来たら良いなあ……

自分の構成要素の中の、本格ミステリの大きさをしっかりと実感した1日でした。

後日、綾辻先生から、お礼のリプを頂戴して心臓が止まりそうになりました(笑)
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