天皇陛下の涙

昨日の天皇誕生日にあたっての天皇陛下の最後の記者会見。
陛下の涙の会見となりました。
天皇陛下のこの悲しみをどれだけの国民が理解したのでしょうか。おそらく誰もいなかったのではないでしょうか。今のマスコミは陛下に対する敬う心も忘れ、会見の内容も全ては放送されませんでした。悲しいかなこれが今の日本の現状です。
これではこの国は間もなく亡びる。
それを陛下は悲しんでおられるのです。

会見冒頭陛下は「この度の譲位にあたり・・・」と退位ではなくはっきりと譲位と言われました。これが天皇のお心です。それを政府が勝手に退位にしてしまったのです。
譲位と退位は大違いです。
譲位は皇太子に天皇を引き継ぐ事。
退位は天皇を退くことで、天皇は不在になります。そのために天皇の役を行う摂政が必要となるのです。この度はまだ摂政の準備がされてません。
皇太子が天皇になる。それは譲位であって退位では皇太子も退かねばなりません。
この矛盾を政府は強行するつもりです。これが天皇陛下の涙の一原因でもあるでしょう。大変な事態となることが予想されてます。

それと今度の大嘗祭。
秋篠宮様が異議を唱えたのを覚えてますか。やはりお誕生日の記者会見で。
「大嘗祭は宗教的要素が強いので、国費で行うことはいかがなものか」と言われた。
この意味が誰も理解していない。悲しいことに。
まるで秋篠宮様が独断で言われたの如く報道されていた。これは皇室全体の意見である。皇室内で意見が分かれることなどあり得ない事です。
この本当の意味は、今の大嘗祭のそのものがデタラメになっていることを言われているのだ。本来の大嘗祭は天皇が国民の健康のための自然放射線（真の神）の扱い方を伝授する儀式。これが大嘗祭なのです。天照さんが始めたこの儀式には１０種類のラジウム石の「十柱の石」が使われます。今は富士の天照垂釈堂に蘇我家が保管してます。
大嘗祭で引き渡されるのは三種の神器ではありません。十柱の石で「十種神宝」と言われているものです。
これを執り行う宮内庁が忘れ、今の宗教的儀式になってしまいました。秋篠宮様はそのことを言われたのです。予算を言われたのではありません。今のやり方では本来の大嘗祭の意味を失った宗教儀式に過ぎない。と言われたのです。

もう一つあります。
天皇陛下は会見中に「象徴天皇」という言葉を３回も言われました。
これは今の憲法の最初の言葉「天皇は国民の象徴である」からきてます。
日本国憲法はその草案は昭和天皇がおつくりになられました。憲法は天皇が国民を守るために今までのお役を明文化したものです。だから天皇がおつくりになられたのです。しかし最初の「象徴天皇」の部分だけはマッカーサー元帥が書き加えたのです。
戦争責任から天皇の権限を憲法にして天皇の存在を象徴化したのです。
だから今の天皇陛下には国民に対して何の権限も与えられてないのです。
この度は放射能で国民が滅びてしまう。しかしそれに対して象徴天皇ではどうすることもできない。その国民に対してのお詫びがこの度の記者会見となったのです。
それには涙声で陛下はお話になられました。思わずもらい泣きをする場面でした。

憲法で象徴化された今の天皇にはこの日本の危機に何もできない。この無念さが昨日の天皇陛下のお言葉からくみ取れました。

ではマッカーサー元帥がはく奪したこの「天皇の権限」（天皇は人類の平和と健康を保つことがお役目）はどうなったのでしょうか。
実は戦後米軍によってもう一人の天皇が立たれました。
米国の資料には日本には二人の天皇がいると書いてあります。

それは本来の日本の南朝天皇のことです。明治天皇の第六皇子です。
第六皇子のＴ天皇は戦後すぐに横須賀の基地内にある天皇の御所にお入りになられました。そして世界天皇として人類の平和のために尽くされたのです。それは今も続いております。
それに尽力されたのがキッシンジャー博士と日系アメリカ人の高原氏。
この両人はハーバード大学生時代に日本の南朝天皇の元に３年間も留学されて、日本の天皇を勉強されました。アメリカ人でありますが日本の天皇の良き理解者なのです。
このお二人が世界を動かす存在になったのです。
マッカーサー元帥は高原氏が連れてきたのです。だからマッカーサー元帥は日本の天皇の良き理解者だったのです。意外と知られてませんが、彼は日本を支配するために来たのではなく、日本の天皇の入れ替えのために来たのです。高原氏はマッカーサーの右腕の人です。

かくして日本の天皇は「象徴天皇」と「世界天皇」のお二人になったのです。
だから「象徴天皇」が退位されても「世界天皇」がおられます。日本の天皇の歴史が終わるわけではありません。

しかし日本人に待ち受ける放射能被ばくの脅威は少しも改善されません。
だから日本はいったんは滅びるのです。
それゆえの陛下の退位。今の日本は来年４月３０日をもって終了します。
残る運命は世界天皇にかかってます。