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2020年06月28日10:57

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河内見聞記供36 南ドイツ・黒い森で斎藤茂吉に会う夢

フォト

写真:ドナウの始まる場所

森の国ラオスの古都でメコンを想い、はるか上流チベットに後ろ髪引かれる思いで、奈良へ飛んだ先週。メコンの次は、ドナウと決めていた。今回の夢想シリーズでは黄河、アマゾン、メコンに次ぐ大河になる。どれも長い河で全容を掴むのは難しい。ドナウは欧州で2番目に長い河だが、長さは2860Kmで、メコンの4000Kmとは比較にならない。が、ドイツからルーマニアまで10か国を滔々と流れる。気候も風土も文化も、言葉も民族も多種多様だ。

私自身全容把握とはとても言えない。ただその付き合いは長く、大河のように年々蓄積中である。1980年に初めて、ドイツ・オーストリアの国境の町、パッサウで運命的出会い、その後ウイーンで、さらに源流のドナウエッシンゲンで会っている。その後は途切れ、2012年にスロバキアの首都・ブラチスラバとブダペストに旅して、最も下流のドナウを見た。そして昨年夏、パッサウとドナウエッシンゲンを再訪している。

今回は源流、パッサウ、ブラチスラバ、ブダペストと順にそれぞれのドナウと対面することにする、勿論夢の中で。

昨年7月にドイツ語を学んだシュトウットガルトからローカル線で旅をしたときの日記とフォトから当時を思い起こしてみる。
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1972232448&owner_id=20649087

さすがに1年前のことで、かなり詳細にその日の行動が蘇る。昼前に国鉄駅に着いたわたしは、中心に向かい、橋のたもとで日章旗と「斎藤茂吉の道」なる看板に遭遇した。町の人と言葉を交わし、源泉と称する水の湧き出る公園に向かう。80年代妻と来た公園だった、面影がある。それからメインストリートを歩き、ベトナム料理店で昼食を。フォーを注文し、ベトナムからはるばる移民してきた話を聞いた。北越からの東独移民ではなく、最近の移民で、二つ目の町で独立、店を持ったという。

さらに行くと、支流の上の方に出て、川沿いを下ると先ほどの茂吉の看板に戻った。そこから下流にある2つの支流の合流地点まで歩くことにした。だれに距離も時間も尋ねることなくひたすら歩いた。途中雨が降り出したのもよく覚えている。やがて合流地点に至るが、相当歩いたものと思う。5Kmから10Km近くあったものと思う。合流地点では草むらの先に他の支流の流れが白く波打っており、足元には古い石碑があって、2779Kmとあった。黒海までの距離だが、先の公園では2840Kmと刻まれており、今日この時点で考えると、辻褄が合わないのが分かった。なぜなら、公園から合流地点まで61Kmもあるはずがないからである。これは次回、行った時の課題として記憶に留めおくことにする。

その地点は、とにかく町外れの態で民家も何もない、橋と草地があるのみだった。川はそこで初めてドナウの名を冠することになる。ドナウのゼロ地点に立ったとの意識がふと生じていた。80年代に来た時は、自動車で源泉の公園に立ち寄っただけだったので、記念碑的瞬間を想い、少なからず興奮気味だった自分を覚えている。恐らく茂吉も、はるか遠い留学の地で同じような感慨に耽ったのではあるまいか。なあ、茂吉っぁん!時空を超え歌人と思いを共にし語り合う瞬間だった。

そのあと来た道を帰らず、牧場らしい一画を通る別の道を経て、中間点にあった橋を渡り、森の中の広い公園を抜け国鉄駅まで戻ってきた。かなり複雑な歩き方をしたが、単純でなかった点まで、今思いかえされるのである。

フォト

元々はドイツ、スイスの国境にあるボーデン湖沿いの景勝の地、コンスタンツへ行く予定が取りやめになったので、私は近場で探した別の町、ヴィリンゲンへ向かった。夕食はそこでトルコ料理屋に行った記憶が又鮮明で、出発は夕方の5時、6時だったと思う。欧州の夏、日は有難いことにとても長い。

(おわり)

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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年06月28日 17:53
    コンバンハ

    私が初めて海外旅行で訪れた土地はドイツでした。
    その後、スイスとフランスを巡るツアーで、日本とは全く違う街並みや風景に とても興奮したのを覚えています。
    ヨーロッパの全ての国を訪れたわけではないですが、私が見た街街は おとぎ話に出てくるような可愛い建物ばかりで感動しましたぴかぴか(新しい)
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年06月28日 22:34
    > mixiユーザー 私は70年代にアメリカと台湾へ一人旅をしました。次がドイツでしたが、普通の町に駐在で、それでも日本とは天と地ほどの差を感じ、後イタリアへ行った時、「過去」にタイムスリップしたような錯覚に捉われました。欧州には景観に対する普遍的な文明があるんですね。アジアはバラバラですが。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年06月29日 10:51
    ワーキングホリデーで
    オーストラリアへ行った時
    2泊3日の観光ツアーで
    たくさんのドイツ人に会いました
    ドイツは訪れたことがありません
    クリスマスマーケットや
    お城に街並み、素敵なんだろうな
    本場のビールも飲んでみたい(笑)
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年06月29日 11:52
    > mixiユーザー 私も2010年に半年、メルボルンに住んだんですよ。ドイツ系多いのは南オーストラリア州じゃなかったかな。是非一度、お薦めは5,6月です。彼ら「麗しの五月」と言います。中国の青島ビールも始めたのはドイツ人ですから、もう飲んでいるかもですよ。(笑)
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年06月29日 13:40
    > mixiユーザー 

    私は滞在していたパースから
    インディアンパシフィックに乗車し
    アデレードで下車し
    メルボルンと移動しました
    グレートオーシャンロードが
    すごく印象に残っています
    旅行でなく滞在するのがいいですね
    マーケットで買い物したり
    バルやカフェでお茶したり…
    そんな日が来るといいな
    「麗しの五月」
    GW明けくらいが狙い目でしようか
    頑張って働きます(笑)
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年06月29日 17:22
    > mixiユーザー アデレードにドイツのワインがあったような。。グレートXXは行った気がするが、記憶に残っていないような。。地理は不確かですが、ペンギンが日々出かけ帰巣するのを見れる場所があって、とても大勢で感動したような。。メルボルンではよくカフェでLongという名のを注文して新聞よんでたな。。大学の反対側に市場がありました。とても魅力的な町です、メルボルン。アジアっぽいシドニーより英国っぽくて、旧首都だし。。そうそう、チケットも安くなるしで、去年私は5月15日に出発でした。因みに、原爆記念日に合わせ、8月5日に帰国しました。。。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年06月30日 15:59
    > mixiユーザー 

    フィリップ島の
    ペンギンパレードですね
    なつかしいです
    ワイナリーも今ならもっと
    楽しめるんだろうな(笑)
    こんな話をしていると
    どこか旅に出たくなりますね
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年06月30日 17:57
    > mixiユーザー あのペンギンパレード、すごいですよね、私は夕闇迫る頃だったような、「お疲れさんでした。」と声をかけた。私はヴィクトリア州のワイナリーにクラスメート達と行って、豪州にこんなイタリアみたいなところがあるんだと驚きました。旅は必要ですよ、今は遠慮せずに行ったらいいと。うちは7月に温泉行きと帰郷の予定です。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年07月02日 22:42
    ドナウ河は黒い森から黒い海まで流れているのですね。大河というと「滔々と流れる」イメージがありますが、パライゾさんが見たドナウはどの地点でもそんな感じでしょうか?
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年07月03日 09:22
    > mixiユーザー 先ず源流近くの川は書いたように「しょぼい」、そこらにあるものと変わりません。ドイツを離れるPassau辺りから先は相当大河になっており、ウイーン、ブラチスラバ、ブダペストは似たような印象ですね。ドナウを知るには、岩波新書「ドナウ紀行」加藤雅彦著があって、歴史や民族食べ物など情報満載で面白い、お薦めです。今晩多分ブダペストの写真を載せますが、まあ「ドナウの女王」「ドナウの真珠」が堪能できます。

mixiユーザー

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