なんやかんやで6月になった。二十四節季の「芒種（ぼうしゅ）」が今年は昨日だったようだ。日記の冒頭にときに使う節季だが、記憶になく、改めて検索をかけると、稲の種を指し、種まきをする時期という解説にでくわした。大陸の黄河流域の物差しなので、いつもながら我が列島の季節感とは微妙に違うのが実感であるが、次は夏至なので、日が最長に近づく期間と承知した。
6月、去年は5月後半を南独のSchwaebischhall（
https://www.schwaebischhall.de/de/startseite）のゲーテ協会でドイツ語を学び、6月から7月までStuttgartでVHS(市民の学校)に通ったので、当地不在だった。それで前の年に遡ってみると、
・2018年 ダナンで教職中。
・2017年 珠海から帰り、20日ほど骨休みをしている。それから中国へ旅行し、ダナン行きの準備の日々。
・2016年 ハノイで教職中。
・2015年 ハノイで教職中。月末アキレス腱断裂で急遽帰国、入院・手術へ。
この5年間、6月はほとんど大阪にいなかったと言える。だからであろうか何事も新鮮な感じがする。入梅前の五月晴れの続く日々、冷暖房のお世話にならない自然を強く感じる季節感。あちらこちらの野や畑に雑草が伸び、草の匂いをより感じる。ふと隣の竹藪や農道に目をやると、ドクダミが一帯を占拠している。それで昔何度かやったことのある、ドクダミ茶を作ることに。
コロナ禍で日頃と違う新たな日常を作り出す羽目に。決してネガティブな意味でなく、自らの健康に資する習慣を産み出すという恩恵に浴したというべきかもしれない。
�� 腹筋マシンの購入。3月から朝晩二回、30回を課している。お腹は依然縮まない。逆方向の産みの苦しみを味わう日々。
�� ダイエットの取り組み。ここ数年、もうアカン状態から、再挑戦に挑んだ。わが師は青木厚博士、テキストは「空腹こそ最強のクスリ」
ポイントは12時昼食、19時夕食の二食制。週一回、24時間の断食。4月に始めて、当時〇9.7Kgだった体重が今〇3.7Kgに６K減。（〇は秘の意）
重要なことは、何々食べるべからず何々食べるべし、カロリー云々など一切の屁理屈を言わない、単に食事回を減らすシンプルさのみ。
も一つ、KKB（休肝日）をこの際、週三回と決めた。4月の暦を見ると９KKB、5月は14KKB。この結果、正直、我ながら天晴れ！
�� ウオーキング・アプリ「日経歩数番」の採用。3月のある日、携帯で使えるアプリを発見し、使用開始。4月―2500歩/日、5月―4000歩。 万歩の道は遠いが、少しでも伸長させたいと願っている。
先週の日記を書き終えた時、いくばくか不完全燃焼気味だった。というのは、マカオの丘の上に鎮座する聖パウロ天主堂の裏の地下博物館で見た江戸期の殉教者の夥しい氏名のリスト。あの時代、生死の境に至るも、尚揺るぎなく神にその身を捧げた宗教心の本質とは一体何だったのだろう、という疑問。その疑問を解くため、布教側（宣教師の実態）からそれを探るため、司馬遼太郎「南蛮のみち�機廚鯑匹鵑澄∪騎里砲郎篤匹靴拭�それは、フランシスコ・ザビエルとその師ロヨラの生き様、宗教体験及び、彼らが編み出した心霊修行法が深く関わっていると悟らされた。彼らは、当時の坂道を下る一方の腐敗、堕落のカトリック界で革命側にいたカルビンやルッターの正に対極にいた分かりやすく言えば保守派の側で同程度の難事を成し遂げた改革者たちだったのだ。それ故、あの時代、過去の蓄積もないのに爆発的な信者の獲得ができたと。鉄砲と共に初めて日本の地を踏む1543年から100年も経たないうちの出来事。日本だけに、そしてそこにも日本しかない「ファクターX」が存在したというふうに私は理解した。ザビエルは日本において、もっともっと評価されても良いのだろう。 （おわり）
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