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2020年01月26日00:22

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続・新ドイツ紀行9 絶景かな絶景かな

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ドイツ滞在最後の最後に、今回最も感動の景色に出会うことになった。この写真の古城がそれ、世界遺産のシュベリーン城である。

その日私はロストックを早めに出発し、夕食までに帰って、翌朝はフランクフルトまで余裕を持って帰れる計画を立てた。

あれは8月2日、その日も青空の映える好天であったと記憶している。ただし午前の話である。リューベックでも遭遇した突然の夕立に、午後またしても見舞われたのである。

あれからもう半年が経過し、当時を完全に記憶しているわけではない。今でも鮮明に思い出せるのはシュベリーン城の壮麗な豪華な姿・形と、周辺の森と湖との見事なマッチング。それは先ず最初に大聖堂の尖塔の最上部から眺めたときに、これまで見たことのない美しさで私の度肝を抜いた。次に古い町並みを散策した後、大きな道に出て突然前方に全容が見えた時に、再度胸を打つことになり、ダメを押された感を抱いたのである。

リューベックもロストックもそうであったが、シュベリーンもこじんまりとした静かな町である。一日かけてゆっくり旧い街を散策し、城内の博物館をじっくり見ても、恐らく一日あれば堪能できるくらいの地方都市である。旧東ドイツの都市でも、前の週に訪ねた地方はケムニッツ市など物騒なところもあるようだが、北の諸都市は平穏な印象であった。

いずれにしても、リューベック、ロストック、シュベリーンとそれぞれ特色のある北ドイツの都市群であった。緑多き森と湖、海に通じる川・運河の水、そしていにしえの旧い町並みを残した街路、新しいドイツ像として私の胸にしっかり根を下ろした感じがする。



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