「燃えよ剣」

「燃えよ剣」
2021年10月15日（金）公開決定
武州多摩郡石田村の悪たれ「バラガキのトシ」が、
やがて「鬼の副長」土方歳三となり
"新選組"副長へとのし上がってゆく骨太のドラマ。
歴史に名を残す"新選組"として
幕末をかけ抜けた男たちの生涯を描き、
1966年に映画化、舞台は二度、テレビドラマにも三度された
司馬遼太郎の代表作の一つとして広く知られる歴史小説を
今回、岡田准一主演で再映画化した。
監督は「日本のいちばん長い日」「関ヶ原」の原田眞人
共演は柴咲コウ、鈴木亮平、山田涼介、伊藤英明、 尾上右近、
山田裕貴、たかお鷹、坂東巳之助ら豪華キャストが集結。
江戸時代末期。
四隻の黒船が来航し日本に開国を要求した。
国内は幕府の権力を回復させようとする佐幕派と、
天皇を中心にした新政権を目指す討幕派に分かれ
対立が深まってゆく。
激動の時代、武州多摩の農民出身の土方歳三は
「武士になる」夢を胸に、近藤勇、沖田総司らと
共に京都へ向かう。 そして、徳川幕府の後ろ盾を得て、
芹沢鴨を局長に"新選組"を結成した。
土方は副長となり、その手腕と厳しい法度で組織を統率し、
討幕派の制圧のため京都でみるみる勢力を拡大してゆく。
そして、歴史に名を刻む伝説になってゆくのだが……、
大変良くできたスペクタクル時代劇だ。
西本願寺ほか世界遺産や国宝級建造物でロケを敢行。
池田屋事件のシーンは池田屋をセットで完全再現。
鳥羽・伏見、五稜郭も含めリアリティあふれる戦いを見せる。
それぞれのキャラクターが生かされていて、
合戦のシーンは圧倒的スケール感で描き切る。
土方とお雪とのラブロマンスがドラマに緩急をつけるが、
お雪がトラウマを抱え「無残絵」描きになっている所も興味深かった。
あの有名な"新選組"の活躍が、 幕末にわずか
6年間だけの活動だったとは、改めて驚かされる。
岡田准一の無骨な土方はドラマテックで
最後の最後までカッコイイ!時代劇のファンも必見。
コロナで永らく待たされたが、
一見の価値はある。

公式サイト
https://moeyoken-movie.com/


※数回にわたる公開延期のため再アップでご紹介しています。