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2021年10月09日01:05

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映画『草の響き』

映画『草の響き』
10月8日(金)よりテアトル梅田、シアタス心斎橋、アップリンク京都、
京都みなみ会館、順次、シネリーブル神戸、シネピピアにて公開中
「そこのみにて光輝く」「海炭市叙景」「きみの鳥はうたえる」などの
原作で知られる佐藤泰志の同名小説五度目の映画化。
主演は『寝ても覚めても』以来3年ぶりの東出昌大。
『ハルカの陶』の奈緒、『BRAVE STORM ブレイブストーム』の大東駿介のほか、
利重剛、クノ真季子、室井滋らが脇を固める。
監督は『空の瞳とカタツムリ』『なにもこわいことはない』の斎藤久志。
編集の仕事のストレスから東京で心のバランスを崩した工藤和雄は
妻と一緒に故郷・函館へと戻ってきた。
通院し始めた精神科の医師の勧めで、自分の治療目的ために
街を走り始めた和雄。同じ道をひたすらランニングし続ける。
晴れの日も雨の日も真夏の日もひたすらずっとずっとーーー。
慣れない土地で暮らすことに不安を感じていた純子も
和雄を理解しようと寄り添っていく。
和雄は走ることで徐々に心の平穏を取り戻していく。
そのうち路上で知り合った若者たちと不思議な
交流を持つようになるのだが、妻は妊娠し、
知り合いの一人は事故死、心が通じ合う親友は海外へ旅立つ事になった。
和雄の周りの状況が変化してゆき、心の平静を保っていた
ハズだったのだが……。
ガラスのような繊細な心を描いたドラマ。音楽が切ない。
前半とにかくよく走る映画
マラソン、スケボー、犬の散歩、時にカメラも一緒に走る。
良くある映画のような外に向向けられ壊れてゆく表現はないが
内部に向けての崩壊の危うさが常に漂う。現実に、
近い状況の人を知っているので主人公とイメージが重なり心配になった。
北海道函館市の市民映画館・シネマアイリス25周年記念作品

公式サイト
https://www.kusanohibiki.com/

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