『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ！花の天カス学園』

『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ！花の天カス学園』
2021年4月23日に公開
「映画クレヨンしんちゃん」シリーズ最新作。
第26作「映画クレヨンしんちゃん 爆盛！カンフーボーイズ 拉麺大乱」
の高橋渉監督と、脚本家うえのきみこが再びタッグを組んだ。
今回はシリーズ初となる青春学園ミステリー。
全寮制の超エリート校「天カス学園」に風間くんの付き合いで
体験入学した、しんのすけたち“カスカベ防衛隊”はハイテク
結果至上主義の学園に振り回されるのだが、そこで怪事件が
巻き起こる。夜な夜な時計塔に吸ケツ鬼が現れ
次々と犠牲者が出るのだ。そいつはお尻に噛みつくらしい。
噛まれた者はエリート脳が破壊されるのだ。風間くんも襲われ、
目を覚ますとしんのすけを上回るおバカになっていたのだ。
しんのすけたちは、学園の生徒会長・阿月チシオと
“カスカベ探偵倶楽部”を結成し事件解決に乗りだすのだが、
尻ネタの連発とエリート社会と落ちこぼれのギャップなど
笑わせて行くが、後半になってダイイングメッセージ、
防衛隊の1人を含む8人の容疑者たち、謎の“吸ケツ鬼”など
ミステリー調のおバカ謎解きものになり、気が付けば、
また泣かされてました脚本、演出、展開か上手い。
閉塞した今の時代にぴったりの型破りな作品だ。