mixiユーザー(id:206487)

2021年02月21日14:17

71 view

『痛くない死に方』

『痛くない死に方』
3月5日(金)テアトル梅田、なんばパークスシネマ、神戸国際松竹、京都シネマ、
3月12日(金)塚口サンサン劇場、順次第七藝術劇場にて公開
尼崎で長年在宅医療のスペシャリストとして活動する
長尾和宏医師のベストセラー「痛くない死に方」「痛い在宅医」を元に、
「禅 ZEN」「赤い玉、」の高橋伴明が監督・脚本を担当して劇映画化した。
河田仁は在宅医師。末期の肺がん患者・井上敏夫を担当したが
彼は入院で痛みを伴いながら延命治療を続けるではなく
「痛くない在宅医」を選択したが、結局
苦しみ続けてそのまま亡くなる。敏夫は娘の智美は
判断を誤ったと後悔して自分を責め、それを見た河田は
自責の念に駆られる。自信を失った河田は
同じ在宅医の先輩である医師長野浩平に相談し
彼の現場に同行することにした。
長野は患者と寄り添い、死の瞬間まで家族や患者の気持ちを大切にする。
河田は生まれ変わったように患者と向き合い始める。
主演は「火口のふたり」の柄本佑。
脇を奥田瑛二、余貴美子、坂井真紀、宇崎竜童など名優で固める。
長尾医師の終末医療に対する考えが強く反映されており
亡くなった方と記念写真を撮るなど、家族の死を
"哀しみだけではない"という捉え方、実践に感銘を受ける。
後半、死を受け入れて大切に生きる患者と向き合うが、
末期がん患者役の宇崎竜童がひょうひょうと
していて素晴らしい。生きる事死ぬことに学びがある秀作である。
先に公開した長尾和宏医師のドキュメンタリー映画
『けったいな町医者』(毛利安孝監督)と親子映画なので
合わせてみることをお勧めする。

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2021年02月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28